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2025年を制覇する破壊的企業 著:山本康正 part2 Amazon編

本日のテーマは前回にひきつづき「2025年を制覇する破壊的企業」という本の情報をもとに、先端企業11社の動きを知ることで、未来を予測しようという話をしてきました。

そして、この本が言っている破壊的能力を持つ先端企業11社のうち、1社目の神様・仏様・Google様を紹介してpart1が終了したところです。

復習ために11社を今一度、ご紹介しますと、

  • Google
  • Amazon
  • Facebook
  • Apple
  • Microsoft
  • Netflix
  • テスラ
  • クラウドストライク
  • ロビンフッド
  • インポッシブルフーズ
  • ショッピファイ

となります!!

本日はAmazonです!

企業価値約150兆円!

個人資産15兆円のジェフ・ベゾス率いる無敵艦隊Amazon!

やべ~

日本でも秘境に住むニートですら毎日必ずAmazonの配達員に出会うと言われるくらい生活に浸透しています。

(だれがそんなこと言っているんだ?)

彼らが持つ2025年に向けた動きはどんなものでしょうか?

書籍の内容を中心にご紹介させていただきます!

では、いってみましょう!!

圧倒的顧客ファーストを標榜する企業 Amazon

Amazonは顧客ファーストを全面的に押し出している会社です。

GAFAの中で唯一、利益を出さなくてもいいと株主から認められています。

1997年から株主総会で毎年株主に宛てられているジェフ・ベゾスの手紙の話が有名です。

この話を始めるとハリー・ポッターが老後に年金生活するまでを描くくらい長くなるので、ちょっと割愛します。

すごく簡単に言うと、「株主がなんて言おうと上げた利益は大胆に投資に回して顧客のために全部使う!」といった内容です!

毎年の収支報告書における収益は常にトントン。

利益は出さずにすべて投資に回して新規事業開発を行っています!!

だから、最先端のサービスを常に世に送り出せるんですね。。。

Amazonはあれだけ大きくなっても永遠の挑戦者なんです。

収益と成長を選べというなら成長を選ぶ。

王者にスキはありません。

「スラムダンクの山王工業かよ?」と言いたくなります。

スピードこそAmazonの生きる道なんだよ

Amazonが描く顧客ファーストってなにか?

それは「スピード重視」です!

宮城リョータ的思想を持っているんです。

いかに短時間で効率よく、そして、素早くサービスを届けられるか。

すべてのサービスの根底にスピードがあります!

  • 配送→注文したら翌日にお届け
  • 決済→1クリック決済で一瞬で完了
  • 書籍→kindleで買ったらすぐ見られる
  • サーバー→AWSに繋いだら即サーバー構築
  • アレクサ→スマートスピーカーで生活のあらゆる行動を効率よく素早く

などなど、既存のサービスを見てもその信念が現れていますよね!!

そんな頭文字D的思想のAmazonが、2025年に描くメインサービスとして、大きく2つご紹介します!!

○アレクサが屋外へ進出。街を飲み込みに来る!?

アレクサ、みなさんご存知ですかね?

AmazonのAIですね!

で、そのアレクサを搭載したのが、アマゾン・エコーというスマートスピーカーです!

CMとかで「アレクサ、〇〇して~」みたいなやつ見かけたことあると思います!

ご自宅で使ってらっしゃる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

この屋内で使われているアレクサが街に出てきます!

2025年はそういう世の中になっているとこの本には書かれています。

というのも、2020年の1月に世界的なテクノロジーの展示会でAmazonがアレクサとガソリンスタンドを交信するデモを発表しました。

ガソリンスタンドにアレクサが搭載されていて、「アレクサ、ガソリン代払って~」というと自動的にAmazonに登録しているクレジットカードで支払が済む。

そんな技術がすでに実現されているそうです。

この技術があちこちに応用されると、

  • コンビニ
  • 飲食店
  • ショッピングモール
  • 娯楽施設
  • 電車
  • タクシー
  • バス

などなど、至る所で、「アレクサ、お会計して~」とバナナマン日村的に声が飛び交いそうです。

めっちゃ便利ですよね。

財布いらなくないっすか?

やばいっすよね。

この本だと「都市との会話のベースがアレクサになる。」と表現されていました。

当然、Amazonもこの会話のデータを膨大にストックし、最適なレコメンド、無駄のない広告もしてくるでしょう。

ここまで無双化してくると、日本企業はどう対抗すればいいんでしょうか?

「1on1じぇ俺に勝てねえよ、流川」というか、もはや沢北と小暮君くらいの差が出ちゃってる気がしているのは私だけでしょうか。

○保険を作って従来事業とのシナジーを生む

アマゾンが次に狙っているのはローンや保険といった金融事業です。

現在は出店者向けに展開していますが、いずれ一般向けに展開すると言われています。

内容はまだ、詳細になっていませんが、アマゾンの購買履歴をもとに与信判断をすると言われています。

買ってる物が健康志向とか堅実な商品(本とか投資商品とか)が多い人には金利を安く、娯楽性が高いものばかり買っている人には金利を高くみたいなやり方をするといった形です。

保険ではすでにいくつかの会社限定で商品展開をしていて、まもなく一般向けに展開されるそうです。

やり方は同じで生命保険の場合、小売りで得た膨大な購買履歴・行動履歴をもとに発生しうるリスクを想定して保険料を決めるスタイルのようです。

エコーバンドという健康情報を取得できるリスバンドも販売を開始して、人々の健康状態を直接的に得ようとする試みも始めるそうです!

小売りを抑えているは効果が抜群で、返品情報などの故障データも抑えているため、損害保険に対しても精緻な商品作りができるとも言われています。

圧倒的なプラットフォームを作り上げて顧客データを集める。

そして、そのデータを活用して、金融に突っ込んでいくてのは今の時代の王道パターンですが、Amazonにやられちゃうと太刀打ちできるのはどこなんでしょうかね?

気になるところです。

上のふたつはたくさんある中の3,4番バッターといったところでしょうか。

このあとの下位打線にもAmazonスマートホーム、ドローン宅配や自動配達車などの新規事業が強打者として控えています。

恐怖の下位打線!どんだけ新規事業に投資すんねん!!

今後もAmazonとは切っても切れない人生が私達を待ち受けていそうですね!

余談:迷走!?Amazonの新規事業の勝率

Amazonは利益を出さずにすべて投資に回して新規事業を開発しているとお伝えしました!

さぞかしたくさんの新規事業を行ってバンバン成功させていると推測した方も多いんじゃないでしょうか?

しかし、結果は失敗しまくりなんですね?

撤退事業が山ほどあります!

あのAmazonですら、失敗が前提なんですよね!!

なにやら勇気をもらいます!

失敗が前提なんだから軽い気持ちで会社で新規事業を提案してみようかな~とも思えますね!!

おわりに

Amazon、おもしろいですよね~

Amazonのプロダクトとかサービスはシンプルで常に人々の核心をついてくるイメージはあったんですが、それが「スピード」だったというのは個人的には言語化して理解できていなかったので、発見でしたね~

前回のGoogleや今回のAmazonも他にも勉強になるトピックたくさんあります!!

特にGAFAは4社とも単独でこれからの未来をどう描くみたいな書籍やまとめサイトたくさんありますんで、ぜひこれを機会に見てみるのはどうでしょうか!!?

本日もお時間いただきまして誠にありがとうございました!

次回はFacebookを取り上げま~す!!

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