web3 メタバース 知識

次世代Webの波に乗り遅れるな! 要約 メタバースとWeb3

本記事では株式会社Thirdverse、株式会社フィナンシェ代表取締役CEOの國光宏尚氏の著書「メタバースとWeb3」を要約します。

お伝えする内容は

Webの新しい幕開け!Web3について徹底解説!

です。

本記事でお伝えする内容は

メタバースやWeb3とは何なのか?

メタバースに不可欠な要素

メタバースが発展するための3つのステップ

Web3が持つ3つの特徴

メタバースやWeb3はどこへいく?

です。

対象者はメタバースやWeb3について難しい言葉を使わずに非常にわかりやすく解説している初心者の方向けです。

メタバースとWeb3とは何なのか?

「メタバースとWeb3」におけるメタバース・Web3の定義は、

メタバースの定義

VR、AR、MR、XR、ミラーワールド、デジタルツインと言葉が雑然としてきたので、それらをリブランディングした言葉

Web3の定義

仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプトのうさん臭さをなくすためにリブランディングした言葉

です。

この定義は非常にユニークです。

私はWeb3やメタバースに関して、いろいろな本やサイトを見てきました。

多くの解説本やサイトでは、

メタバース

・インターネット上に置かれる3Dの空間

Web3

・ブロックチェーン技術を活用した次世代の分散型インターネット。

・Web1.0はread、Web2.0はread-write、そして、Web3はread-Write-Ownという所有の概念が生まれる時代

といった定義が大半でした。

引用:Grayscale_Metaverse_Report_Nov2021

メタバースとWeb3にリブランディングという言葉を当てているのが本書の著者、國光宏尚氏のユニークな発想です。

メタバースとWeb3が目指すもの

メタバースとWeb3が目指しているものはバーチャルファーストなインターネットの時代です。

インターネットは誕生以来、リアルな世界を補うために存在してきました。

リアルが主であり、インターネット上のバーチャルな体験が従といった関係です。

これを逆転させようとするのが、メタバースとWeb3が目指すゴールです。

すでにバーチャルファーストなものが生まれている!?

「バーチャルが主でリアルが従?そんな時代が来るのか?」

と、疑問を持つ方も多いと思います。

しかし、すでにバーチャルファーストな時代の夜明けとなる概念が生まれてきています。

具体的に言うと、ビットコインイーサリアムNFTDAOの4つです。

これらはすべてバーチャルファーストな時代を先取る概念です。

ビットコイン

・インターネット初のバーチャルファーストなネイティブカレンシー

イーサリアム

・バーチャルファーストなコンピューティングネットワーク

NFT

・バーチャルファーストなコンテンツフォーマット

DAO

・バーチャルファーストな組織のかたち

これら4つがメタバースと絡み合うことで、バーチャルファーストな時代に突入することが予想されます。

バーチャルファーストな時代のトレンド

バーチャルファーストな時代のトレンドとして、構成されるモノは、

デバイス→XR(メタバース)

データ→ブロックチェーン(Web3)

処理・解析→AI

です。

ちなみにこれまでのトレンドは、

デバイス→モバイル/スマホ(iPhone/Android)

データ→ソーシャルグラフ(Facebook)

処理・解析→クラウド(Amazon)

という時代でした。

これから、デバイス、データ、処理・解析技術の転換期に突入します。

メタ-バスに不可欠な要素

ここからは、そんな大きな転換を生み出すメタバースとWeb3の特徴やポイントについて解説します!

次にメタバースとWeb3が重要なポイントをそれぞれ解説します。

まずはメタバースからです。

メタバースではセンス・オブ・プレゼンスが重要です。

センス・オブ・プレゼンスとは実在感を指します。

つまりそこに「いる」感じのことです。

そこに「いる」感じをつくるには

  1. レゾリューション(解像度)
  2. レスポンス

が必要になります。

イメージしやすいのが、Zoomです。

センス・オブ・プレゼンスがないので、Zoomは会議ツールにしかなりえません。

Zoom呑みが定着しなかったのもセンス・オブ・プレゼンスがなかったことが原因のひとつです。

バーチャルファーストな時代になるには、現実と同じような、そこに「いる」感じを作る必要があります。

その実感を得るには、片目で4Kずつの解像度が必要と言われていて、技術開発の進歩によりそう遠くない未来に実現できると言われています。

メタバースが発展するための3つのステップ

メタバースがバーチャルファーストな時代の役割を果たせるようになるためには、3つのステップを歩む必要があります。

  1. 世界中のゲーマーを取り込めるか
  2. タブレットやPC市場(職場や学校)を取り込めるか
  3. ポストスマホ(ARグラス分野)

具体的にいうと、

  • まずはメタバース的世界で既に遊んでいるゲーマーたちを取り込んで、その中で経済圏を回します。
  • 次に、その市場を起点に、オフィスや学校などに浸透させ、多くの人の余暇時間以外の領域をおさえる。特に子どもたちにメタバースを慣れさせる。(VRネイティブ世代の誕生)
  • 最後の段階では、スマホにとってかわるような使い勝手のいいARグラスが登場し、広く一般領域へ。子どもたちは学校ですでにメタバースに触れているので、抵抗なく受け入れる。

といった3ステップです。

いろいろな場所がメタバースに置き換わる時代が来る

この3ステップが終わるころには、リアルの世界をメタバースが取って代わると予想されます。

メタバースがリアルを従とした世界では、

「バーチャルの世界でどんなことをしようか?」

という考えが基本になっています。

  • 学校やオフィスがメタバースに、
  • 遊び場がメタバースに、
  • フェス会場がメタバースに、
  • 塾がメタバースに、

といった形で、あらゆるリアルの場所がメタバースに置き換わっていきます。

そのような時代になったときのポイントは、

「メタバースという規格にそれらリアルのコンテンツをどうやって置き換えて、メタバース上で魅力的な体験価値を作っていくか。」

そういった視点が求められます。

逆に言うと、リアルのコンテンツをメタバースに置き換えるエッセンスを掴んだ会社や個人は、メタバース市場で価値の高い人材になれます。

Web3の特徴=ブロックチェーンの特徴

次にWeb3の特徴を3つお伝えします。

①トラストレス×自律的×非中央集権

Web3の特徴=ブロックチェーンにしかできない、ブロックチェーンならではの特徴といえます。

ブロックチェーンの特徴を具体的にいうと、

トラストレス→信用を担保する主体がいない

自律的→だれから指示を受けるわけでもなく自分の利益のために自律的に動いている

非中央集権→中央に管理者がいない状態

の3つが基本的な特徴です。

②NFT

特徴の2つ目はNFTです。

NFTについての詳細はこちらをどうぞ!

NFTはメタバースに経済圏を作りあげます。

なぜなら、NFTによってデジタルのアイテムの供給数を自由に調整できるからです。

NFTがない時代は、デジタルアイテムをコピペすることで、無限に数を増やすことができました。

数が無限にあるため、希少性がなく、デジタルアイテムはほぼ無料と言った状態。

経済圏を作ることはできませんでした。

しかし、NFTによってデジタルデータに希少性をつくることが可能となり、

「世界に1個しかないなら、所有してみたい!」

といった人間の所有欲をかき立てることに成功しました。

そして、メタバースに経済圏をつくることが可能となったんです。

NFTが、メタバースがリアルの世界と同じような体験をできる大きな要因になっています。

③DAO

特徴の3つ目はDAOです。

DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略で、最小構成は「ビジョン、それに賛同する人が集まってできたコミュニティ、独自トークン」です。

引用:2022.4 メタバースとWeb3 著:國光宏尚

DAOの本質はインセンティブに革命を起こしている点です。

意思決定の民主化という点もよく取り上げられますが、本質はインセンティブとなるトークンをプロジェクトに関わった人全員が受け取れる点にあります。

トークンを受け取ることで、トークンを換金して収入を得ることができますし、

自分が持っているトークン自体の価値を高めるために、さらにDAOのプロジェクトに貢献するといった動きが自然と生まれます。

今までの株式会社のような構造だと、プロジェクトを外から眺めている株主が利益の多くを搾取していく構造でした。

プロジェクトの実作業に、なにもタッチしていない株主に利益を持っていかれる構造では、そこで働く人たちのモチベーションは上がりにくいです。

DAOは株式会社よりもプロジェクトの貢献度とインセンティブが連動しやすい構造になっています。

そのため、DAOに所属する人たちは高いモチベーションでプロジェクトに従事するので、高いアウトプットが生まれるのが特徴です。

DAOはWeb3時代の新しい組織形態として、注目されています。

メタバースやWeb3はどこへいく?

メタバースやWeb3によって、未来はどういう世界になっているのでしょうか?

結論からいうと、メタバースやWeb3によって、多様性のある社会が生まれます。

なぜならメタバースとWeb3(ブロックチェーン)によって現実と同じ体験ができる仮想世界(メタバース)がいくつもできるからです。

人々はメタバースごとに自分の人生を歩むことができます。

これまでのように、現実社会における一つの人格や価値観、ライフスタイルにとらわれることなく、メタバースの数だけ自由に選択ができる時代がやってきます。

一つの外見、一つの性格、一つのコミュニティ、一つの経済圏、一つの社会体制に縛られて生きるのではなく、複数の外見、複数のコミュニティ、複数の経済圏、複数の社会体制を選んで生きることがができるようになると人はより自由になれると信じています。

中略

産業革命時代のこれまでの社会は生産性を追い求めた、画一的な社会だったと思います。それに対してこれからは、一人ひとりが自分の選択でより自由に生きられる、多様性に満ちたそんな社会がメタバースとWeb3によって生み出されてくると思います。

引用:2022.4 メタバースとWeb3 著:國光宏尚

おわりに

本記事のまとめです。

まとめ

  • メタバースは「VR、AR、MR、XR、ミラーワールド、デジタルツイン」、Web3は「仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプト」のリブランディング
  • メタバースやWeb3が目指しているものはバーチャルファーストなインターネットの時代。この動きを体現する具体的な例として、ビットコイン、イーサリアム、NFT、DAOの4つ
  • メタバースではセンス・オブ・プレゼンスが重要。そこに「いる」感じをつくるには①レゾリューション(解像度)②レスポンスが必要
  • メタバースが発展するためには、①世界中のゲーマーを取り込めるか、②タブレットやPC市場(職場や学校)を取り込めるか、③ポストスマホ(ARグラス分野)3つのステップを歩む必要がある
  • Web3の特徴=ブロックチェーンならではの特徴
  • メタバースやWeb3によって、メタバースの数だけ自由にパーソナリティが選択ができる多様性のある社会が生まれる。

以上です。

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