みなさん、こんにちわ。
先日、久しぶりに「天才を殺す凡人」を読み返したんですが、やはりおもしろかったです!!
で、「天才を殺す凡人」の著者である北野唯我さんの別の作品も流れで読み直したんです。
それが今回、ご紹介する「転職の思考法」です。
実は「天才を殺す凡人」よりも売上部数が多い本書!
当然のごとく内容も濃いです。
本作品も「天才を殺す凡人」と同様に小説タッチで2時間も掛からず読み終えてしまいます!
緊急事態宣言下での読書にいかがでしょうか?と思い、取り上げてみました。
今回は、本書にて私にささった言葉9選という形でご紹介したいと思います!
では、いってみましょう!!
マーケットバリューのある人間になれ
マーケットバリュー(技術資産・人的資産・業界の生産性の3つで測られる価値)のある人間になれ
~転職の思考法~
業界の生産性っていう視点を私は持ってなかったので、「へ~」ってなりましたね。
私は別に転職しようと思ったことはないですが、妙に腹落ちしました。
というのも、私は会社で新規事業開発・オープンイノベーションの仕事を担当してますが、この転職したいという考え方と、ベンチャー企業に出資したいという考え方ってほぼ同じって思ったんです!!
ベンチャー企業と提携するときもこのマーケットバリューの軸で考えます。
たしかに転職も自分の時間・労力を投下して、リターンを得るわけで。
本質的には投資みたいなものですね!!
あとここで出てくる話で、働き方に関する内容なのですが、
「市場を見て働こう」という話がありました。
要するに上司とか会社を見るんじゃない。
顧客とか市場全体のために働いている意識を持つことが、マーケットバリューを高める基礎になると。
まあ、たしかにそうですよね。
会社も顧客と市場のおかげで回っている訳で。
顧客、市場は会社や上司よりも上流な存在なわけです。
なので、会社や上司中心の働き方でなく、顧客や市場のために働くということはかなり腹落ちですよね。
(※当然理解されていると思うんですが、会社や上司の言うことに反抗しろという意味ではありませんよ~)
既存業界の非効率を突くロジックに着目する
これから伸びる領域に身を置け。
伸びる領域の発見の仕方は、
方法①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
方法②既存業界の非効率を突くロジックに着目する。
~転職の思考法~
これまた新規事業開発・オープンイノベーションに応用できる考え方です!
特に方法②!!
ここをハックする事業を考えられたら間違いなく既存業界を塗り替えることが出来そうです。
わかりやすいところでいうと、日頃の業務に眠っている非効率!
これをハックするのアリだと思います!!
たとえばわかりやすいところでいうと、「なんで業務日誌とか紙でやらなきゃならないんだろう?」とかです。
ちなみに、そこをハックしようと今、(株)カミナシというベンチャーががんばってます!!
自分が信じられるロジックに賭けろ!!
成長する会社は、創業のときから独自のロジックを持っている。自分が信じられるロジックに賭けろ!
~転職の思考法~
これが出来たらね~
苦労しないんですよね~
ついつい、数字が出てる出てないとか、確実に大丈夫か?とかで判断しちゃうんですよね~
どんな判断も。。。
けど、
「数字が出てる⇒すでに成功している⇒みんな知ってる⇒既に行列が出来ている」
って状態なので、そのときに判断してももう遅いんですよね。
行列が出来てるところに並ぶなんてだれでも出来ます。
行列に並ぶと競争相手だって多くなります。
付加価値をつけるには行列ができる前に並ぶ必要があります。
そのためにもこの言葉、頭に刻み込みます!!
理屈から考えると正しいことを探せ!!
本当のダイヤモンドは、周りは馬鹿にするが、理屈から考えると正しいことにこそ眠っている。
~転職の思考法~
これも新規事業の発見の考え方と同じです!!
この文章も、主人公が転職しようする会社を選ぶときに、出てくる言葉です。
私もベンチャー企業さんとお会いするとき、事業を説明を受けて、「??」と感じるアイデアがたくさんあります。
それでも徹底的に傾聴しています!!
理解に徹しているんです!!
天才が考えることは凡人にはわからないことが多いですからね~
間違っても「あのベンチャーのやってることダメだな」といって勝手に判断しないようにしています。
みなさんも取引先さんの事業の善し悪しとかを勝手に判断したりしてませんか?
なにがヒットするかわからない時代ですので、まずは理解に徹することが賢明だなという再認識をさせてくれる言葉だったので、紹介しました。
ポジショニングはだれにでも平等
特別な才能を持たないほとんどの人間にとって、重要なのはどう考えても、どの場所にいるか。つまりポジショニングだ。そして、ポジショニングは誰にでも平等だ。なぜなら、「思考法(そこに伸びている場所を探して、そこに行こうとする考え)」で解決できるから。」
~転職の思考法~
人の能力差は本来あまりなくて、資本主義的に成功する否かは能力というより、伸びてる場所にいるかどうか。
2ちゃんねる創設者のひろゆきさんも同じ事を言ってたな~って気分で読んでました。
生まれ持った能力差で決まるって思わなくていいってことで、祖先を恨まずにすみそうだなと思いました。
会社選びに重要な3要素
会社を選ぶ際に重要なのは1,マーケットバリュー、2,働きやすさ、3,活躍の可能性
~転職の思考法~
たしかにそうっすね~
「やりたい仕事から選ぼう!」
みたいなことが書いてなくて安心しました。
なにがやりたいかとかBeing型の凡人タイプの私からすればあまり関係ないですからね。
やりたいこと見つけなければならないという呪いから解放された気分です!!
すっきりですね!!
99%の人間はbeing型
人間には、「何をするかに」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。99%の人間はbeing型である。
~転職の思考法~
これは結構ひびきましたね。
正直、私、「なにをするか」「なにをしたいか」とか本当にないんです。
けど、なんか世の中的に充実した人生を送るには好きなことを見つけろ~みたいな空気あるじゃないですか。
ここでいう全員to do型人間であれ的な。
この価値観、すごく違和感があったんですけど、being型人間てことを知って、「ああなるほど~」と腹落ちしましたのでご紹介しました。
みなさんはいかがでしょうか?
人生は緊張と緩和の繰り返し
頑張り、終わればリラックスする。つまり、人生は緊張と緩和の繰り返しで出来ているんだ。
~転職の思考法~
これはほんとその通りというか。
あるあるというか。
とはいえ、ちゃんと言語化したことがなかったので、取り上げてみました!
仕事終わった後のビールが半端なくうまいのもこれですよね。
なので、緩和したければ積極的にまずは緊張を取りに行く!!
それも大きな緊張を!
そしたら、緊張が大きかった分、緩和も大きく押し寄せてきます!!
おわりに
いかがだったでしょうか?
転職の思考法、ものすごくおすすめです!!
転職したい人にはもちろんのこと、転職する気がない人にとっても学びが多い作品です!!
ぜひ、一度手に取って読んでみて下さい!!