ビジネス 知識を増やす

書評 2025年を制覇する破壊的企業 著:山本康正 part7 ロビンフッド編

こんにちわ!

RRです!

今回のテーマは「2025年を制覇する破壊的企業を知って来たるべき未来に備えよう!part7 ロビンフッド編」です!

 

 

今回のシリーズは「2025年を制覇する破壊的企業」という本の情報をもとに、世界的先端企業11社の動きを知ることで、未来を予測しようという話でした。

で、Google、Amazon、Facebook、Apple、Netflix、インポッシブルフーズと6社終了しました!!

そして、本日はロビンフッドをご紹介します!

このロビンフッドですが、みなさんご存じでしょうか!?

私はこの本で初めて知りました!!

ロビンフッドという会社をひとことで表現すると、「スマホだけで手数料無料のトレードが出来る証券会社」です!

こう聞いてもパッとイメージが湧かないかもしれませんが、米国ではものすごいインパクトを残しています!(賛否も含んで!)

そして、この本を読んで「いやーこれはすごいな~、まもなく日本にも上陸してくるんだろうな~」という印象を持ちました!

そんなまもなく日本上陸の「ロビンフッド」についてご説明させていただきます!

それではいってみましょう!!

アメリカの証券業界を現在破壊中!!

ロビンフッドは会社名と同じスマホアプリを米国で展開しています!

彼らは今、アメリカの証券業界に激震を与え、人々の生活を変えています!

どうやって変えているか!

それは若者から絶大な支持を得ているんです!

今まで証券取引に縁がなかった若者をトレーダーに変えまくっているんですよね~

では、どうやって若者の支持を得ているのか?

ポイントは3つあります!

手数料無料で取引可能!!

ロビンフッドは取引に関する手数料を無料にするという革命を起こしています!

昔よりは少額になってきているとはいえ、まだまだ取引手数料ってみなさん、支払ってますよね!

この手数料を無料にすることでユーザーの利便性を他社よりも圧倒的に向上させています!!

ゲーム感覚でトレード体験

私もつかったことない、というか、日本じゃまだ使えないのですが、スマホゲームに近いかたちで株取引が出来るそうです。

もともとスマホ専用で開発しているので、既存の証券会社より圧倒的に非常に高いUIで利用が出来るそうです!

ロビンフッドを使ってある種ゲームのように、資産を増やす若者をロビンフッダーと呼ぶほどブームとなっています!

若者に人気の仮想通貨も取引できるのも支持されている要因のひとつのようです!

スマートフォン上で完結する手続き

やったことある方、共感してくれると思うのんですが、ネット証券ですら口座開設するのめちゃめんどくさいですよね。。。

はんこ押して、手書きで書いて、郵送で送って~、審査して返ってくるのを待って~などいろいろありますよね。。。

ロビンフッドはそういう煩わしい処理を一切ぶっ飛ばしてスマホで完全完結させました!

しかも申込者にはテスラ株1株をプレゼント!といったキャンペーンもやったそうです。

これが若者にウケて、申込みは簡単だし、テスラ株も貰えるしといった流れで爆発的に利用者を伸ばしたそうです!!!

で、どうやって儲けてるん?

勘の良い方はお気づきかと思います!

「手数料ゼロにしてどうやって儲けてるん?」って思いますよね!?

ただでさえ、手数料でもうけるイメージが強い証券取引業界で手数料ゼロ円にして大丈夫なんかい?と凡人は思ってしまいます。

が、さすがの新世代のユニコーン企業!

儲ける仕組みはきちっと構築しています!

アロケーション

金融用語で割り当て、配分を意味する用語です。

一般的な証券会社だと顧客から買い注文が入ったら東京証券取引所のような大きな市場で買いますが、ロビンフッドは違います。

モルガン・スタンレーやらゴールドマンサックスといった証券会社に「きみんとこで買うように割り振るから、その分フィー(リベート)を頂戴しますよ~」と言って証券会社からフィーを取っています。

プレミアムプラン(有料課金)

クラシルとか食べログといったいろいろな会社でよく設けられている月額制で一部の人が課金するプランです。

課金によってアプリ上で追加のサービスが受けられるようになります。

データ販売

「株がどのように売買されているか」というデータ販売をしています。

圧倒的ユーザーを抱え、それでいてスマホで全手続きが出来るので、顧客の属性や行動全てを量的・質的にも高いレベルで把握しています。

どのような人たちが、どの株に資金を突っ込んでいるか?

こういったデータを必要としている人たちが存在するんです。

信用取引

ちょっと複雑なのですが、(ちょっとこのあたりから知識不足が露呈)

私の理解なりに極めて簡単に説明すると、ロビンフッドがユーザーにお金を貸すことで、ユーザーが予算以上の取引ができるように支援してあげるサービスです。

それで手数料とか利子を得るビジネスです。

競馬場の馬券売り場の横に丑嶋社長率いるカウカウファイナンスをオープンさせてるイメージですかね。(うれしいような、怖いような)

ロビンフッドがアメリカにもたらした影響

他の証券会社も手数料ゼロ円へ

アメリカではユーザーがロビンフッドに流れすぎて、大手の証券会社も軒並み手数料をゼロ円に変更しているそうです。

市場を破壊してますよね~!!!!

なので、手数料に依存していた既存の証券会社は軒並み新しいビジネスモデルの構築に必死になっているようです。

そういった形でピポットが遅れている証券会社の株価も下がっているみたいで。。。

ひとつの会社のイノベーションが市場に大きな影響を与える。

今後、ロビンフッドみたいな事例がいろいろな業界で起きそうです。

恐怖と捉えるか、ワクワクするものとと捉えるか??

いずれにしても日頃からアンテナを張って、ピポットをいつでも踏めるように自分たちの会社の在り方を考えておくべきという示唆を与えてくれている気がします。

熱狂しすぎた若者が勘違い!?で自殺

すごい証券取引ブームを巻き起こしているロビンフッド。

在宅で株取引ができるので、コロナウイルスの影響もノーダメージ!!

むしろさらに勢いを加速しています!

イケイケなロビンフッドですが、その尖りまくりの状態故に、いくつかの批判にされされています。

というのも、若者が投資にハマりすぎて大きな借金を抱えたり、自殺してしまう事件まで起きてしまっているそうです。

しかもこの自殺した人はオプション取引の本質を理解しないで、暫定のマイナス金額を借金と勘違いして自殺してしまったという疑惑があるそうです。

この事件から情弱な人間に証券取引させて不幸にしているみたいな批判があるそうです。

革新的で常に攻めの姿勢であるゆえに「本当に安全なの?」「やりすぎじゃない?」と思われることも多くなっています。

ロビンフッドから得るべき学びー手数料ビジネスしている会社は滅び行く可能性アリ

今回思ったことは、インターネットで手続きが出来ちゃうサービスで、手数料をとっている会社は今後全部なくなる気がしましたね!!

手数料の権化みたいな証券会社のビジネスモデルが崩壊していまった訳です!

しかもアメリカのですよ!!

私の大好きな映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の世界観が崩壊したわけですよね~

いやーおそろしい話です!!

ロビンフッドの件を抽象化すると、中間に入ってることを利用して手数料をとるビジネスは結局いらないんですよね。。。

買う側と売る側のちょっとしたコミュニケーションの不都合・知識の不足・情報不足といった課題から中間業者が入って手数料をとっている構図は、もうITの力で代替されちゃうんですよね。

きっと。

世界中のスタートアップ企業がこういうITで代替できる手数料事業の仕事を見つけて、「俺たちが手数料を無料にするからこっち使え~」と言って顧客を奪っていくというのが今の世の中の大きな流れなのかなと私は感じた次第です。

みなさんはいかがでしょうか?

手数料、抜いてませんか?

いまのうちになにかしらの打ち手を考えておいた方がいいかもしれませんね・・・・。

もしくは優秀なスタートアップ企業に見つからないことを祈るのみ~

おわりに

未来予想として、ロビンフッドもしくはロビンフッド的経営の会社が日本に登場して、若者の間で投資が流行るってのはなんか予想ができそうですよね?!

「資本主義社会において、労働者なんて最下層の人間だ~、投資家になって自由な時間と資金を得るんだ~」みたいな意識高い系の話をしている若者がよくコメダ珈琲とかにいますよね。

(それに関して良い悪いの判断は特にするつもりないです!!)

こういうのをよく見ているので、日本ももうすぐブームがくるのだな~と思っています!

このブームが来ると仮定して、じゃあ、どんなサービスをしていれば人々が利用するサービスを作れるのか!?

という視点まで掘り下げて考えると新しい事業の種が浮かぶかもしれません!

みなさんもロビンフッドのアメリカでの大流行という具体的事例を見て、そのヒット原因を抽出して日本で展開すればユニコーン企業のCEOになれるかもしれませんね!

本日はこのへんで!

ではまた!

本日もお時間いただきまして誠にありがとうございました。

-ビジネス, 知識を増やす