こんにちわ。
本ブログの管理人のRRです。
みなさんは、目の前の行為に没頭するあまり、気がつけばとてもつもない時間が経っていたってことありませんか?
寝るのも食べるのも忘れるくらい集中して、「あれ?もうこんな時間か?」となる状態です。
いわゆるフロー体験です。
よく子どもの頃に夢中になって遊んでいるときの話が例としてあげられたりしますよね。
今回の記事は、そのフロー体験について掘り下げていきます!
このフロー体験は、遊びに限らず仕事をしている時に起こることがあります。
みなさんにも近い体験あると思います。
仕事をしているときにフロー体験に入ると、生産性は通常より5倍上がるそうです。
加えて、精神的にも高い充足感を得られんだとか。
そう考えると、このフロー体験はまさにご褒美的な時間ですよね!
そんなフロー体験ですが、
「フロー体験の出し入れをコントロールできないか?」
そう思ったことありませんか?
実はフロー体験をコントロールするテクニックがあるんです!!
今回は「LIMITLESS 超加速学習 人生を変える「学び方の授業」」から、フロー体験をどうコントロールすべきかをご紹介したいと思います。
では、いってみましょう!
フロー体験とは
フロー体験をコントロールするには、フロー体験とはなんたるかをきちんと理解する必要がります。
なので、まずはフロー体験の定義をきちんと理解しましょう。
心理学者のミハイ・チクセントミハイは、著書「フロー体験 喜びの現象学」で、
フローとは、「1つの活動に没頭するあまり、ほかのことが気にならなくなる状態、またはその経験がとても楽しいので、大きな労力がかかってもそれをするだけのためにしてしまう状態」としています。
加えて、フロー体験の特徴を8つ定義していて、
- 完全に集中している
- 目標だけに焦点を合わせている
- 時間が速まっているか遅くなっているように感じる
- その経験にやりがいを感じる
- 苦労なく出来る感覚がある
- 難しいが、まったく歯がたたないほど難しすぎない
- その行為がほとんど自然に起きているように感じられる
- やっていることに満足を感じる
としています。
フロー体験の入り方
そんなフロー体験の入り方には、
コツが5つと,
避けるべき状態が4つ
あります!!
順番にご紹介していきます。
フロー体験に入るコツ
まずはコツから5つご紹介します!!
注意散漫の原因をシャットアウトする
- SNS
- チャット
- 携帯のポップアップ
- コール音
- 人に話しかけられる
などなど集中をそがれることをとにかくなくすことが大事です。
一度集中がそれたら元の集中状態に戻るには20分もかかります。
あなたの注意を割くものから徹底的に距離を置いた環境に身を置きましょう!
特に現代は、スマホが注意を割くアイテムです。
フロー状態に入ろうとする前は電源を切るか、鞄の中にしまって注意力を割かれないようにしましょう!
十分な時間を確保する
まとまった時間を確保しときましょう!
最低でも90分、できれば2時間は必要です。
一般的にはフロー状態に入るのに15分、真のピークに達するには45分はかかるとのこと。
なので、事前のスケジュール調整はフローを作る上でとても重要です。
スケジュール管理がフロー体験を得るに大切なだと理解しておきましょう。
好きなことをする
「暇つぶしでフローに入った。」
「退屈なことをしながらフローに入った。」
こんな事例がまず存在しないことはイメージできると思います。
自分にとって意味のあること、好きなことだからこそフロー状態に入れます。
なので、好きなことをやるときはフローに入らないともったいない。
そのくらいの心持ちで取り組みましょう!!
明確な目標を持つ
自分が何を成し遂げたいのかがわかっている必要があります。
あれやこれや成し遂げたいことを探し回っていてはフローに入れません。
モヤモヤした気持ちで、フローに入るなんてことがありえません。
作業に入る前に、まずはこの時間で自分が何を成し遂げるかを明確に定義しましょう。
ハードルを少しだけ高くする。
フローは「退屈」と「イライラ」との相性が悪いです。
簡単なことだけやっていると退屈だし、難しすぎると出来ないことにイライラし始める。
そうなるとフロー状態には入り込めません。
少しレベルが高くて、出来たらほどよい達成感を連続的に感じられるようなタスクだと、フローに入りやすくなります。
常に自分にとって心地よい挑戦となるように、ハードルの高さをコントロールしてタスクに挑むことがフロー体験を得るには大切です!
フローを邪魔するモノ
ここではフロー状態に入るのを邪魔するモノを4つ紹介します。
マルチタスク
マルチタスクではフローに入れません。
フローに入るには一つのことに徹底的に没頭することが必要です。
2つ同時にフロー状態にはなれないからです。
また、マルチタスクは一度に1つのタスクに集中するよりも生産性では、かなり劣るということが既に証明されているそうです。
なので、生産性を上げるという観点でもマルチタスクはおすすめできません。
フロー状態を作り出したければ、マルチタスクは絶対に避けましょう!
ストレス
ストレスがあると、作業している頭の中に突如ストレスが割って入ってきて、あれやこれやと考えさせられてしまいます。
それが頭に浮かんだら最後!
フローに入るチャンスは失われます。
なので、ストレスに対しては必ず、
- 事前にストレスになっていることを解決しておく、
- 徹底的にストレスを遠ざける
の2つの視点で対処しましょう!
失敗への恐れ
完璧主義の人は要注意です!!
完璧主義だと失敗を気にしすぎて、作業に没頭できません。
そうなるとフローには入りにくくなります。
フローには集中と没頭が不可欠だからです。
失敗を気にする、つまり、自分がどう思われているかを気にしている状態だと、作業への集中が低いためフローには入り込めません。
ぜひ、失敗に寛容になって、「失敗してもいいや」というスタンスで臨みましょう。
「失敗してもいいや」という楽な気持ちで作業に取り組むと、フローに入りやすい状態になります。
自信がない
脳は不確実なことを脅威とみなし、ストレスホルモンのコルチゾールを分泌する。
このホルモンは記憶力や免疫系の働きを弱め、高血圧や抑うつのリスクを増大させる。
2021年 東洋経済新報社 ジム・クウィック 著「LIMITLESS 超加速学習 人生を変える「学び方の授業」」
「自信がない」とは、不確実であると認識していることと同じです。
そうなると、脳は脅威と感じ、フロー状態からは遠のきます。
なので、フロー状態になりたいなら出来ないことはターゲットにしない方がいいです。
そのチェックリストとして、3つの質問があります。
- 必要なスキルはあるか
- 情報は揃っているか
- 情熱はあるか
3つの質問で、答えがひとつでもノーならフロー状態になるのをあきらめるか、イエスと言えるまでそのタスクは一旦置いておきましょう!!
おわりに
いかがだったでしょうか?
本記事では、
- 心理学者のチクセントミハイによると、フローとは、1つの活動に没頭するあまり、ほかのことが気にならなくなる状態、またはその経験がとても楽しいので、大きな労力がかかってもそれをするだけのためにしてしまう状態を指す。
- フローに入ると、通常時より生産性が5倍も向上するし、心の充足感も高い。
- フロー体験をコントロールすることができる。そのコツとしては、①注意散漫の原因をシャットアウトする、②十分な時間を確保する、③好きなことをする、④明確な目標を持つ、⑤ハードルを少しだけ高くするの5つがある。
- フロー体験の邪魔になるモノとして、大きく4つある。①マルチタスク、②ストレス、③失敗への恐れ、④自信がないの4つ。フロー体験を味わいたければ、この4つにを避ける環境を自分で意識的に作ろう。
をお伝えしました。
本記事を参考にフロー体験をコントロールして、より生産性の高いアウトプットと心の充足が得られる生活を送りましょう。
本日は以上です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!