ファイナンス

初心者のファイナンス学習日記③ ~「会計人」と「財務人」の違い~

みなさん、こんにちわ。

本ブログの管理人のRRです。

今回はファイナンス学習日記③です。

3回目の今回は

「会計人」と「財務人」の違い

について学習しました。

私にとっては、ふだん使っていた言葉に明確な違いがあったことを知れたので、深い学びになりました。

ぜひ、一緒に勉強していきましょう!

ちなみに、この記事はファイナンスについて全く知らないビジネスマンの管理人RRがゼロからファイナンスを勉強していく様子をご紹介している記事です。

なので、

  • ファイナンス学習初学者
  • ファイナンスをこれから勉強してみようかなと思っている方

向けの内容となっています!1

では、いってみましょう!

「会計人」と「財務人」の違いはなんだろう?

「会計人」と「財務人」を明確に定義したいと思います。

そのために、まず会計と財務の定義を簡単に説明すると、

「会計」とは、お金の出入りを記録、管理すること。

「財務」とは、資金繰りを行うこと。

と、明確に違いを説明できます。

なので、

会計人はお金の出入りを記録管理する人

財務人は企業の資金繰りを担当する人

と、定義したいと思います!

「会計」と「財務」をもっと具体的に比較してみた

定義だけだと、明確に違いが理解できません。

そのため、両者の違いが明確に出る5項目で、「会計」と「財務」について比較してみたいと思います。

明確に違いが出る項目は全部で

  1. ヒト
  2. モノ
  3. カネ
  4. 時間
  5. 口グセ

の5つです。

ひとつずつ説明してきます。

ヒト

まずは「ヒト」です。

「会計」に関わる人、例えば会計士さんや経理担当の方々です。

この人たちは正確性が求められます。

平たくいうと、とてもきっちりした人であることが多いです。

皆さんの会社の会計担当の人を想像してください!

きっと、きっちり・かっちりの人だと思います。

あと、企業ドラマとかで出てくる会計担当の人も、きっちりなイメージングされてますよね!!

 

次に「財務」に関わる人ですが、この人たちはある意味ざっくりな人が多いです。

会計と違って細かな勘定科目の1円単位の誤差を意識することはしません。

資金調達などを担当し、大きくお金を動かしていきます。

大きな動きを取り扱うという意味で、ざっくりならざるを得ないのかもしれません。

モノ

会計は基準が複数に複雑に絡み合って成り立っています。

決算書の作り方ルールも書類毎にありますし、各勘定科目ごとにもルールが設定されています。

それらのもとになる会計基準も国内・国際とでやり方が違います。

例えば、日本にも上場企業が約3800社ありますが、そのうち約200社が国際会計基準を使っています。

ルール変更も多いですし、それを都度理解していないと仕事になりません。

そういう意味でもきっちりした人にならざるを得ないのかもしれません。

 

財務は世界基準で、ワンルールで昔もいまも成り立っています。

非常にシンプルで変更も特にありません。

しいて言うならトレンドになる指標がちょっと変わるくらいです。

カネ

会計が扱うのは利益で、財務はキャッシュを扱います。

ここでよく言われるのが、

「利益は意見で、キャッシュは事実」

という言葉です。

これは利益は社長(選択する会計基準・解釈)で数字が変わるけど、キャッシュ(現金)はどう切り取っても数字は変わらないという意味です。

 

みなさんの口座にあるキャッシュ、解釈や基準を変えても増えたり、減ったりしませんよね!!

なので、キャッシュは嘘つかないとも言われています。

 

「てことは、利益は嘘をつくのか?」

 

という疑問があるかと思います!!

結論からいうと、うそをつきます!

その嘘が問題化するのが、粉飾決算などの事件なわけです。

東芝の粉飾決算

粉飾決算に関する事件でいうと、最近あったものとして東芝が有名ですよね。

事件があかるみになる前の過去7年間で、3,000億円近くの利益の”嘘”をついていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/721abad3e3b1e08bfdd623321788687c25dce184

リンクのようにいろいろ記事がまとまっています。

 

読むとわかるのですが、利益の数字を変更するために様々な手口を使っていて、理解が難しいです。

私が理解した、東芝が行ったひとつの手法としては、

売上や支出を計上するタイミングのずれを利用して、利益を前倒しにして大きく見せた

です。

このように利益の数字を巡って粉飾が起きる。

そのくらい利益というのは曖昧なものであるというのを、理解できると思います。

時間

会計人は重きを置いている時間軸は、過去です。

会計の定義として、冒頭に「お金の出入り管理をすること」と言いました。

「お金の出入り管理」なので、つまり、「過去」の会社の記録をしたり、決算書をつくったりすることにあります。

 

それに対して、財務人ですが、時間軸は未来に重きを置いています。

財務の定義は、

「資金繰りをすること」です。

会社の「未来」に向かって、キャッシュが残る作戦を考えて、実行することにあります。

未来のことは、当然に不確実です。

財務人がざっくりなのも、この点にあるのかもしれませんね!!

口グセ

会計人は日本語、漢字が多い傾向にあります。

借方、貸方、貸借対照表、損益計算書といった感じで日本語・漢字が多い傾向にあります。

財務人はカタカナ多めです!

NPV、ROE、ROA、ROIC、WACCとかいろいろあります。

財務人は横文字が多い感じも、ざっくり人間を量産する要因ではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。

おわりに

いかがだったでしょうか?

本日はファイナンス学習日記3日として、「会計人と財務人の違い」について学んだポイントを解説しました。

まとめると、

  • 「会計」とは、お金の出入りを記録、管理することであり、「財務」とは、資金繰りを行うことである。
  • 「会計人」と「財務人」の違いとして、ヒト、モノ、カネ、時間、口グセの5つが明確に変わるポイント。
  • 利益は意見で解釈によって変わるが、キャッシュは事実であるため変更の余地はない。
  • 会計人はきっちりタイプで、いろいろなルールを取り扱う。常に見ている対象は利益で、時間軸は過去、口グセは日本語・漢字が多い。
  • 財務人はざっくりタイプで、常にワンルールでシンプル。常に見ている対象はキャッシュで、時間軸は未来、口グゼはカタカナが多い。

です。

本日は以上です!

ひきつづき学んだことをこのブログではシェアしていきます!

ご興味ある方は、また見てもらえるとうれしいです!

では、また!

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