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起業・新規事業開発の必須知識!リーンキャンバスについて深掘り

全起業家必須の知識「リーンキャンバス」について深く掘り下げます。

ぜひ、最後までお付き合い下さい!

 

みなさん、こんにちわ。

本ブログ管理人のRRです。

今回は、

「起業・新規事業開発の必須知識!リーンキャンバスについて深掘り」

というテーマでお送りします。

では、いってみましょう!

リーンキャンバスとは

リーンキャンバスとは、

リーンスタートアップの方法論を具体化する新しい事業プランの構築フォーマット

のことです。

シリコンバレーの起業家であるアッシュ・マウリャ氏の著作「Running Lean」のなかで紹介されました。

リーンスタートアップについてはこちらの記事を参照ください。

 

(WHY)リーンキャンバスはなぜ書くの?

リーンキャンバスを書く理由は、書くことで無駄のない検証ができるからです。

 

リーン(lean)は、「贅肉のない」「引き締まった」「無駄がない」という意味です。

起業・新規事業においては、仮説・検証を何度も繰り返します。

仮説・検証を繰り返しながら、アイデアベースから製品・サービスとして市場に投入するまでステップアップしていきます。

このステップアップにおいて、かけるリソースをリーン(lean)に抑えることができる。

これがリーンキャンバスを書く大きな理由のひとつです。

 

(WHO)リーンキャンバスを書く必要がある人はどんな人?

リーンキャンバスを書くべき人は、

  • 起業家(アントレプレナー)
  • 社内起業家(イントレプレナー)
  • 企業の企画担当
  • ビジネスの現場で新しいことを推し進める人

など、要は新しいビジネスをやろうと思っている人は、立場関係なく全員書くべきものです。

 

(WHEN)リーンキャンバスはいつ書くの?

書き始めのタイミングとしては、アイデアが浮かんだ段階です。

頭に浮かんだアイデアを、初めて言語化するときに使いましょう。

そのときのレベル感としては、なんとなくで構いません。

自分の思い込み100%のふわっとしたアイデアでいいんです。

まずは手を動かすところから始めましょう。

 

間違ってもいきなり事業計画書を作るのは禁じ手です。

思い込み100%の企画書で、顧客から全く理解されない事業計画になってしまいます。

 

(WHERE)リーンキャンバスはどこで書く?

いつでもどこでも書けるように、紙とペンは常に持っておくことをおすすめします!

私や私の周囲の人たちの実体験ベースですが、

  • アイデアを出そう!
  • リーンキャンバスを書こう!
  • 項目を深掘りしよう!

と思って、机に向かうとなにも出ないです。

 

それよりも

  • 朝のウォーキング中
  • 通勤電車の中
  • オフでぼーっとしているとき
  • カフェでのブレイクタイム中

など、なにげない日常の瞬間にポンと浮かぶことが多いです。

 

この日常の瞬間に浮かんだアイデアをすぐに反映できるように、書きかけのリーンキャンバスは常に持ち歩きましょう。

リーンキャンバスはA4用紙1枚なので、小さく折りたたみが可能です。

ですので、財布やスマホケースにしのばせて、いついかなる場所でも書けるようにしておくことをおすすめします。

 

(WHAT)リーンキャンバスには何を書く?

リーンキャンバスに書く項目は、

  1. 顧客セグメント,
  2. 課題
  3. 独自の価値提案,
  4. ソリューション
  5. チャネル
  6. 収入の流れ
  7. コスト構造
  8. 主要指標
  9. 圧倒的な優位性

の9項目です。

繰り返しになりますが、A4用紙1枚でOKです!

これ以外の項目は必要ありません。

迷わずこの9項目を深掘りしていくことを意識しましょう!

※各項目をどう書いていくかは別の記事でご紹介します。

 

(HOW)リーンキャンバスはどうやって書く?

リーンキャンバスの書き方のポイントは大きく3つあります。

①番号順に書いていこう!

リーンキャンバスには各項目に番号が振ってあります。

この番号順に書いていきます。

ここでのポイントは、

構造的に「顧客」と「課題」から深掘り出来るようになっている

ということです。

多くの人は、ソリューションから深掘りを始めます。

そして、自分の思い込み100%のソリューションに固執してしまって、だれも求めていないソリューションを具現化してしまいます。

 

顧客が求めるモノを作らなければ、顧客は購入してくれませんので、当然にこういったソリューションは市場に受け入れられません。

多くの人が陥りがちなこの罠を、リーンキャンバスは構造的に回避し、失敗率を下げることが出来ます。

 

②1.顧客、2.課題、3.独自の価値提案までが大事

リーンキャンバスの肝は1~3までに、8割あると考えてください。

「独自の価値提案がなにか?」

ここをきちんと定義できないと、

独自の価値があるソリューションを考えることができませんし、

独自の価値があるソリューションがきちんと浮かんで初めて、それ以降の項目を埋めることができます。

反対に、顧客・課題・独自の価値提案に手直しが発生すると、それ以降の項目にすべて書き直しが発生します。

なので、1.顧客、2.課題、3.独自の価値提案からいかに思い込みを排除するかが重要となります。

 

③一度書き終わってもなんども見直して書き直す

リーンキャンバスは書き直しが前提にあります。

一度書き終わってからも何度も何度も見直して、その都度書き直していきましょう!

  • リーンキャンバスの仕上がりにある程度納得できた
  • ユーザー候補者に聞かないとわからない項目が出てきた

といった状況になったらユーザーヒアリングを行います。

 

ユーザーヒアリングを行って得た情報も追記しましょう。

このとき、ユーザーヒアリングを行って得た情報を通して、自分の思い込みに気がついたら前進している証拠です。

リーンキャンバスのおもしろいところはひとつの項目を訂正すると、連動してその他の項目の見直しも必要になるところです。

ひとつひとつ、自分の思い込みをつぶしていって、リーンキャンバスの質を高めていきましょう!

繰り返しになりますが、間違ってもいきなり事業計画書を作り出すのは禁じ手です。

 

事業計画書を作る時間があるなら、リーンキャンバスを書き換えた方が有意義な時間を過ごせます。

リーンキャンバスを深掘りしておけば、

事業計画書作成もプレゼン準備もスムーズに行うことが出来ます。

各項目を番号順に詳細に説明するスライドを作れば、事業計画書が出来ますし、

プレゼンも同様に各項目を口頭説明する準備をするだけで、プレゼンが可能です。

リーンキャンバスは起業・新規事業考案時に発生する無駄を徹底的に排除したフレームークです。

安心して、自身のリソースを割いて向き合っていきましょう!

 

おわりに

いかがだったでしょうか?

本記事では、

「起業・新規事業開発の必須知識!リーンキャンバスについて深掘り」

というテーマでお送りしてきました。

まとめると、

  • リーンキャンバスは、リーンスタートアップの方法論を具体化する新しい事業プランの構築フォーマットのこと
  • リーンキャンバスを書く理由は、書くことで無駄のない検証ができるから
  • 新しいビジネスをやろうと思っている人は、立場関係なく全員書くべきもの。それがリーンキャンバス
  • リーンキャンバスに各項目は9項目!余計なことを考えず、まずはこの9項目を深掘りしていこう
  • リーンキャンバスの書き方のポイントは3点!①番号順に書く、②顧客・課題・独自の価値提案までが大事、③何度も書き直す

となります。

9項目の具体的な書き方についても記事をあげますので、より詳しく知りたい方はまた本サイトに遊びに来て下さい。

では、また!

【参考書籍】


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