ビジネスマンよ!
まず答えを出せ!
はじめに
みなさんこんにちわ。
RRです。
今回は内田和成さんの著書、仮説思考 BCG流問題解決の発想法についてご紹介します。
名著中の名著!
私みたいな中間管理職のみなさんにとっては部下に薦めるビジネス書として間違いない一冊です!
毎年4月ごろにしれっとAmazonのランキングに顔を出すことを私はしっています。
きっとそういう需要なんだろなと思っています!
なので、この時期、新入社員のみなさんに異様に読まれている一冊なんだろうなと推測しています。
よくよく考えると、この本が出版された当時、私はゴリゴリの新入社員でした。
当時から10年以上経ちますが、何回読み直したか、もはやわかりません。
先日もひさしぶりに読み直して、いまだに深い学びを得てしまいました。
一度、ちゃんと記事にまとめておこうと思いまして、今回のご紹介にいたっています!
初版が2006年と少し古い本ですが、いつの時代にも活用できる本質的な思考法が書かれています!
必見です!
※左が書籍、右がAudibleです!
仮説思考 BCG流問題解決の発想法を読むべき人
- 仕事を効率的に早く終わらせたいと思っている人
- 仕事で結果を残したいと思っている人
- 考えて行動に移すことが苦手な人
- 情報収集が全てだ!と、思っている人
です。
仮説思考 BCG流問題解決の発想法を読むとどんな可能性が生まれる?
- 仕事が早くなってアウトプットの質もあがります。
- 論理的な思考力が身につきます。
- 行動量が増えて、周囲の評価が上がります。
- 無駄な残業が減って、プライベートが充実します。
といった可能性があります!
ぜひ、本書をとって仮説思考を身につけましょう!
仮説思考の定義
仮説思考 BCG流問題解決の発想法によると、仮説思考の定義は、
仮説思考とは、物事を答えから考えることだ。ベストな解を最短で探す方法ともいえる。
引用:2006 東洋経済新報社「仮説思考 BCG流問題解決の発想法」著:内田和成
です。
仕事をするときには、これから解く問題に対して、まず答えを出しましょう。
そして、その答えを証明する根拠を積み上げて、打ち手を考えて実行するというやり方です。
私自身、いろいろなプロジェクトで大手各社のコンサルタントと一緒に仕事してきました。
コンサルタントの中でも、
- とても正確な仕事をする人
- ハンパないスピードで提案資料を書き上げてくる人
- 圧倒的なアウトプット量をこなす人
はこの仮説思考を実践していると思います!
仮説思考のメリット
仮説思考を実践すると仕事を進める上でどういうメリットがあるのでしょうか?
仮説思考 BCG流問題解決の発想法で紹介されてるメリットは
仕事のスピードが格段に上がる!
です。
問題解決のスピードが格段に速くなる
仮説思考はまず答えを出します。
なので、その答えを証明するための情報を集めるだけでOKです。
答えを出す前にいろいろ調べ出すと、あらゆる情報をもれなく調べ尽くす必要が出てきます。
忙しいビジネスマンであるあなたにそんな時間はありませんよね。
仮に徹夜して調べ尽くしたとして、その後集めた膨大な情報を比較検討して答えを導かなければなりません。
比較検討する作業に時間がかかりますし、情報が多い分判断にも迷います。
情報を集めまくったとて、実務上ではあまりいいことがないんですよね。
仮説思考だとそういった無駄な情報収集がなく、意思決定まで進められるので、スピードは格段に早いです。
行動が前提になって効率的
仕事をすすめていくために情報を網羅的に集めたとて、
「結局やってみなきゃわかんねえよな〜」
となった経験、あなたにもあるはずです。
そうなんです!
ある程度のところまで突き詰めたなら、実行に移してテストするしかないんです。
情報を網羅的に集めて仕事をすすめていくと、
「やってみないとわからないことがなににあたるか?」
に気づくのがとても遅くなります。
情報が多すぎて、比較検討することがとても多いからです。
ゆえに行動が遅れて、とても非効率です。
一般に企業は、できるだけ多くの情報を集めてから、意思決定しようとする傾向が強い。
経営陣から社員まで大半が情報コレクターになっている。残念なことに、こうした企業の多くが意思決定に時間がかかりすぎて、必要な施策の実行が手遅れになっている。あるいは新たな情報を求めて選択肢が増えてしまったり、知らなかった新事実が出てきたりして、ぐずぐずしたまま意思決定できないケースが多い。
引用:2006 東洋経済新報社「仮説思考 BCG流問題解決の発想法」著:内田和成
変化が激しい昨今のような時代には、なにもしないことが最大のリスクとなります。
そう考えると、網羅的に情報を集める仕事のやり方は今の時代に即さない思考法です。
ですが、仮説思考だとすぐに行動に移せます。
自分がまず出した仮説である「こうするとうまくいくんじゃないか?」に焦点をあてるので、情報収集がすぐに終わります。
そうなると次のアクションとして、それを検証するために行動が必要になるんです。
行動をして試してみると、もちろん仮説が間違えていることが大半です。
その場合は、間違えていた部分を都度修正していきます。
そうすることで、徐々に仮説のたしからしさが高まっていきます。
情報をたくさん集めていないので、修正ポイントの検討も短い時間ですみますし、現場で実際に試しての情報なのでかなり質が高いです。
とはいえ、
「仮説という主観的なものの見方では見落としもあるのでは?」
と、思う方もいらっしゃると思います。
ですが、ここでイメージして欲しいのは、一度にたくさんの課題を解決できるのか?という視点です。
例えば、ゴルフレッスンでコーチから、
「あなたの改善箇所は体重移動と膝の曲げ方とスウィングの軌道とグリップと腰の動かし方です。」
と言われたとて、すべてを同時に直すのは不可能ですよね。
仕事の進め方もこれと同じです。
主観的なものの見方でも、課題は確実にいくつか見つかります。
見つかった課題1つを集中して改善し、その改善が終わってから次にいくという作業を繰り返したほうが効率的です。
なので、繰り返しになりますが、すべての情報を網羅的に集める必要はないことを覚えておきましょう!
まずは仮説としての答えを出すことから始めましょう!!!
解決策につながるいくつかの課題=仮説にフォーカスして、それを検証することにエネルギーを使った方が効率がよい。
〜中略〜
すべての課題を整理してから手を打とうとすると、半年や1年は優にかかってしまい、そうこうしているうちに環境が変わって、また違う課題が発生してしまう。
引用:2006 東洋経済新報社「仮説思考 BCG流問題解決の発想法」著:内田和成
意外に思うかもしれないが、頭のよい人が多い企業、たとえば伝統的大企業ほど網羅思考者が強い。結果として理屈先行で、意思決定に時間がかかったり、人の提案にはまず批判や粗探しから入る傾向がある。もちろん本人は悪気があるわけではなく、完璧を期しているつもりなので、余計たちがわるい。コンサルタントをやっていてだめな企業だなと感じるのはこの手の企業だ。
引用:2006 東洋経済新報社「仮説思考 BCG流問題解決の発想法」著:内田和成
おわりに
今回は仮説思考 BCG流問題解決の発想法から
仮説思考の定義とメリットについてご紹介しました。
まとめると、
- 仮説思考とは、物事を答えから考えること。ベストな解を最短で探す方法のことをいいます。
- 情報を網羅的に集めて仕事をすすめていくと、「やってみないとわからないことがなににあたるか?」に気づくのがとても遅くなります。ゆえに行動が遅れて、とても非効率になります。
- 変化が激しい昨今のような時代には、なにもしないことが最大のリスクとなります。網羅的に情報を集めることに時間を費やして、行動に移さない仕事の仕方は今の時代に即さない考え方です。
- 自分がまず出した仮説、「こうするとうまくいくんじゃないか?」に焦点をあてた情報収集でその仮説の根拠を固めましょう。仮説の根拠を固めたら次のアクションとして、仮説を検証するために実際に行動しましょう。
- 行動で得た情報は、収集で得た情報よりも質が高いです。行動で得た情報をもとに自分の仮説のたしからしさを高めましょう。
です。
今回は仮説思考 BCG流問題解決の発想法から仮説思考の定義とメリットについてご紹介しました。
他の記事でもご紹介していますので、興味がある方はこちらからどうぞ!
買って読んでみたいという方はこちらからどうぞ!
書籍、kindle、Audible両方ともにあります!
名著なのでどちらも買って、日々触れた方がすばやく仮説思考を習得できます!
これを機会にぜひどちらも購入して実はいかがでしょうか?
※ちなみに私はどちらも保有しています!
本日は以上です!
では、また!