「ああ、あの人が私の言う通りに動いてくれていたら、きっとあのプロジェクトも成功していたのにな~」
「なんで俺の言うこと、みんな聞いてくれないんだろ。言う通りに動いてくれてたら絶対に成功していたはずなのに。。。」
「人を思い通りに動かせたらどんなに楽なことか。。。」
みなさん、大なり小なりこういった経験、お持ちじゃないでしょうか?
今回はそんな経験をお持ちの方に、吉報です!
はじめに
みなさん、こんにちわ。
本ブログの管理人のRRです。
今回はメンタリストDAIGOさんの「人を操る禁断のメンタリズム文章術」について要約します。
この本の結論
この本の結論から先に一言で言うと、
キレイな文章を書くな!文章は心を動かして行動を変えてもらうことが最も大事!
です。
この本を特に読んで欲しい人
この本を特に読んで欲しい方は、
- 営業職の方⇒成約率が上げるヒントをつかめます!
- ブロガー⇒ビュー数の高い記事が書けるヒントつかめます!
- 中間マネジメント層の人⇒上司も部下も思い通りに動かすヒントをつかめます!
です。
この本が解決してくれるお悩み
この本は、
- メールで仕事をお願いしたけど、なかなか相手に伝わらない
- 営業メールを書いて送信するも、なかなかアポがとれない
- 文章を書くのが苦手
という悩みを解決してくれます。
文章は人を操る最適なツールのひとつ
「人を操作する」
こう聞くと、文章というよりトークやプレゼンスキルが重要というイメージを持っている方が多いと思います。
文章で人を操るという発想ってあまりないですよね。
ですが、本書を読むと、実は文章は人を動かす上でかなり優秀なツールということに気づかせてくれます。
その理由として、以下6つがあげられます。(多い!!)
①文章は何度も書き直せる
文章は何度でも修正が可能です。
新しい発見や間違いがあったらすぐに修正してアップデートできます。
トークだとそのとき話したことを記録しにくいので、振り返りがしにくいです。
かたや文章は記録に残るので、PDCAを回しやすく、常に内容をよりよくして相手に届けることができます。
②文章はいないところで活躍してくれる
文章はトークと違って、記録として残ります。
ご自身が稼働していない時間でもどこかでだれかに読まれて、だれかの行動に影響を与えています。
③文章は無限に拡散できる
あなた一人でアポを取ってセールス営業する場合、1件30分で回しても1日に会える人数は10~20人が最大だと思います。
かたやセールスの文章を作っておけば、伝えられる人数は無限大に広がります!
④文章はイメージのコントロールしやすい
動画や画像と違って、読み手自身に視覚的なイメージを補完してもらう必要があります。
つまり、読み手の想像力をうまく刺激することで、イメージのコントロールがしやすくなります。
良いか悪いかは別にして、正しい情報を伝えながら、実際より良いイメージを与えることも可能です。
⑤自分のペースで文章展開可能
文章の内容をどう構成するかはあなたが決定できます。
あなたが最適と思えるペース・戦術で人を動かすための文章を展開できます。
⑥文章はなくならない
動画や音声などいろいろな伝達手段が増えきています。
これらすべての伝達手段のベースには常に文章があります。
動画を作るにも、音声を録音するにもまずは台本となる文章をつくります。
いろいろな伝達手段がテクノロジーの発展で今後も生まれてくることが予想されます。
ですが、今後も文章がベースとなるのは間違いないと思います。
なので、文章力を上げるということはあらゆるコミュニケーションにおいて能力を高め、人を動かす能力の基礎となります。
人を動かす文章を書くための3原則
では、どうやって人を動かす文章を書けばいいのでしょうか。
本書ではそのための原則を3つ明確にしています。
考え方のスタートは相手にどんな行動をして欲しいかです。
ここを明確に定義しましょう。
たとえば、
- ラブレターなら相手に交際をイエスと言わせる。
- セールスレターなら商品を買ってしまう。
- リリース文なら読んだ人がその商品を推してしまう。
といった感じです。
このように明確に定義したら、その定義した行動を、相手がしたい!!と、思う文章を書きましょう!
間違っても、自分の考えを伝えようとするのは避けましょう!
この自分の考えを伝えるではなく、
相手がしたくなる文章を書くための基礎となるルールが
書かない3原則
です。
原則1 あれこれ書かない
あえて短い文章にして情報を減らしましょう!
人を動かす文章はあれこれ書いてません!
伝えたいことを絞って1メッセージ、1アクションとなっています!
情報が少ないと、読み手が自分で想像することが必要となります。
読み手は想像するとき、自分の知識・体験、つまり記憶で情報を補います。
この読み手の記憶をコントロールしにいくのがコツです!
相手が自由に想像して不足分を気持ちよく補ってしまう文章を書くのがコツです。
相手の記憶に基づく想像をコントロールする文章の具体例として、
紙おむつ売り場の「いましか見せない姿残しませんか?」というセールスコピーがあります。
このセールスコピーを紙おむつ売り場にPOPとして貼って、インスタントカメラを売り場に置いたところ、インスタントカメラと紙おむつがセットでバカ売れしたんだとか。
「いましか見せない姿残しませんか?」
めちゃくちゃ情報少ないですよね。
- だれの姿なの?人なの?子どもなの?ペットなの?
- 残すってなに?なにで残すの?
と、厳密に考える質問ばかり湧いてきます。
こういった情報が少ない文章だからこそ、紙おむつ売り場に来た育児中の親たちはわが子の姿を売り場で自由気ままに想像できます。
「うちの子の写真を残しておかなきゃな~」
「カメラ、買っておくか~」
と、気分良く想像をめぐらしてカメラを買い物かごに入れていく。
このように読み手の記憶を推測して、そこに訴えかける文章を書くと人を動かす文章になります。
だれが読むかを明確に
あれこれ書かないテクニックのひとつとして、
読み手の立場で書く
があります。
どういった人があなたの文章を読むかが事前にわかっていれば、必ずその人の立場にたって文章を考えましょう。
使う言葉や情報収集も必ず読み手を意識して準備します。
相手が小学生なら小学生に合わせて、
相手がビジネスマンならビジネスマン寄りに、
主婦なら主婦に寄せてといった感じです。
こうすることで、不要な情報や具体例、言い回しはカットできます。
また、コツのひとつとして、完璧に伝えなくてもいいということも覚えておきましょう。
小学生に政治の話をするときに100%正確に伝える必要がないのと同じです。
まずは抽象的なところから伝えて、興味を持った子により具体的なことを伝える。
このように説明するはずです。
そして、このときも情報の不足分を相手が自由に想像して気持ちよく補ってくれるような文章にするとなおよいです。
キレイに書かない
端的に言うと、
キレイに書くな!感情をゆさぶる文章をかけ!
です。
キレイな文章は読みやすいですが、感情に訴えません。
「凛とした冷たい空気に、風花が美しく輝くこの頃、○○様にはご清祥のことと存じます。」
といった時候の挨拶が書かれていても、記憶に残りませんよね?
その証拠にビジネス上の挨拶文章を書くとき、毎回、時候の挨拶をググって調べてませんか?
私はググりまくってます!
このようなキレイな文章は相手の記憶に残りませんし、行動も促せません。
そのような文章より、読み手とあなたをつなぐ個人的な関係や背景がもりこまれた文章を書きましょう!
表現や言葉遣いが稚拙でもいいんです。
あなたと読み手が文章でつながるようにする。
これが一番大事です。
ここでいうつながるとは、
文章なのに読み手が書き手と話しているように感じられる
という点です。
たとえば、あなたが取引先との接待飲み会の際に教えてもらったお店に行ってきた話をメールで報告するとして、
先日、おすすめしてくれたハンバーグのお店いってきました。とてもおいしかったです。
ではなく、
このあいだおすすめしてくれたハンバーグのお店いってきました。ナイフをいれた途端、肉汁がじゅわっとあふれるハンバーグ。あまりのおいしさに目が飛び出るくらいに感動しました。
といった感じで、いずれも読み手の感情にひびく文章にしましょう。
コツは場面や表情が想像できるキーワードを入れることです。
ここでいったら、
- 「肉汁」
- 「目が飛び出る」
があてはまります。
肉汁のシーンや目を大きくして驚いている顔を思わず想像してしまいますよね。
これが読み手と書き手がつながる文章です。
なので、キレイに書く必要ありません。
シーンと人の顔が浮かべることが大事です。
自分で書かない
あなたが書くべき事は、読み手の心の中にあります。
読み手の心を読んで、読み手が欲しい言葉を届けてあげましょう。
- ラブレターではあれば好きな異性
- 提案書であればクライアント
- ビジネスメールであれば同僚や取引先
- 報告書であれば上司
- ブログであれば不特定多数の読者
こういった読み手をきちっと意識して、その読み手が欲しい言葉を届けましょう。
読み手は文章ってそんなしっかり読みません。
文章に自分にとって知らない、わからない、興味ないワードが入っているだけで、読むのをやめてしまうことがあります。
なので、相手が欲している言葉を常に意識して文章を作る必要があります。
では、どうやって欲している言葉を知るか。
方法はいくらもであります。
- 過去にやりとりしたメールを見返す
- その人のSNSで興味をリサーチする
- 以前、会って話したときの会話内容を思い出す。
- 同じようなタイプの人に話を聴く。
- 同じようなタイプの人が読む雑誌を読む。
といった感じで読み手がどんなことを考えて、どんなことを欲しているのか。
この情報を書く前におさえておくことが重要です。
相手の行動を促す文章は、あなたの頭にではなく、読み手の頭にあります。
そのことを意識して、読み手の頭の中をのぞき見ることを忘れないようにしましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回はメンタリストDAIGOさんの「人を操る禁断のメンタリズム文章術」について要約しました。
今回のポイントをまとめると、
- キレイな文章を書くな!文章は心を動かして行動を変えてもらうことが最も大事!
- 文章は人を動かす上でかなり優秀なツール。文章力は人とのコミュニケーションにおいてベースとなるスキルであり、向上させておくべき。
- あえて短い文章にして情報を減らし、読み手に想像させる文章が行動を促す。
- 文章はキレイに書くのではなく、稚拙な表現でもいいので、読み手とあなたをつなぐ個人的な関係や背景がもりこまれた文章を書こう。
- 自分が書きたいことを書いてはいけません。あなたが書くべき事は、読み手の心の中にあります。読み手の心を読んで、読み手が欲しい言葉を届けてあげましょう。
です。
この本は人生のあらゆるシーンのコミュニケーションにおいて良い結果を作れるエッセンスを教えてくれる本です。
さまざまな場面に応用が可能です!
興味が湧いた方はぜひ、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?
本書はAmazonオーディブルでも聞くことができます!!
オーディブルはプロのナレーターや著名人が朗読する本(ボイスブック)が聴けるサービスです。
人気作家のベストセラーや、世界各国からセレクトした20万以上ものタイトルがラインアップ。
30日間無料で聴き放題!!(無料体験後は月額1,500円)
無料の30日間で合わなかったらすぐにやめられます!
30日間、人気のタイトルを無料で聴き放題なだけでもお得です!
まだ、体験したことない方はぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
では、また!