メタバース 知識

メタバースの定義・背景・分類などを包括的に解説 要約:メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界

メタバース原住民からのメッセージに耳を傾けよう!

はじめに

本記事では、バーチャル美少女ねむさんの著書「メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界」からメタバースについて解説します。

バーチャル美少女ねむさんとは何者?

wikipediaにはこう書かれています。

バーチャル美少女ねむ(ばーちゃるびしょうじょねむ)は、個人系バーチャルYouTuber。メタバース文化エバンジェリスト、HTC公式VIVEアンバサダー、VTuber企画プロデューサー、ブロガー、暗号通貨投資家、作家、歌手としても活動している。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本記事でお伝えするメタバース進化論のテーマ

本記事のテーマは、

メタバースってなに?

です。

メタバースについて、定義・背景・分類などなど包括的に解説します

ですので、本記事では、

  • 現在のメタバースに至るまでの歴史
  • メタバース進化論的!メタバースの定義
  • メタバースに関する誤解を解く!メタバースでないものたち
  • メタバースがもたらす3大革命

についてまとめています!

現在のメタバースに至るまでの流れ

2022年段階でビッグワードとして世間を賑やかしているメタバース。

ここに至るまでの流れに関して、よく紹介されるのがスノウクラッシュです。

スノウクラッシュとは、1992年に発刊されたアメリカのSF小説です。

スノウクラッシュの中で登場する仮想世界の名前がメタバースです。

意味としては、

「超(meta)」と「世界(universe)」を足した言葉で、リアルタイムに大規模多数の人が参加できるオンラインの三次元仮想空間

を指します。

実はスノウクラッシュの前からメタバースはあった?

メタバースという言葉としては、スノウクラッシュが初出です。

ですが、メタバースが意味する”三次元仮想世界”を表すSF作品はスノウクラッシュ以前にもたくさんあります。

スノウクラッシュ前のメタバースを概念化した作品はこちらです。

  • カナダのSF小説「クローム襲撃」(1981)→サイバースペース
  • カナダのSF小説「ニューロマンサー」(1984)→マトリックス
  • 日本のアニメ「攻殻機動隊」(1991)→電脳空間

この3作品の流れを受けて、メタバースという言葉が生まれました。

スノウクラッシュ後のメタバースの概念としては、

「マトリックス」(1999)が、攻殻機動隊の影響を受けて、誕生しています。

その後、通信技術が発展していき、セカンドライフ(2007)に流れていきます。

ですが、セカンドライフは、時期尚早ゆえに市場に受け入れられず、一旦、下火になります。

それでも、一部のギークな方々は継続して、着々と進化するVRの世界を楽しんでいました。

そして、

  • 2020年のコロナウイルスの世界的な流行
  • FacebookがMetaに社名変更

などから、現在のメタバースブームに繋がるというのが流れになります。

メタバース進化論的メタバースの定義

メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界のメタバースの定義は、

メタバースとは、単なるゲームではなく、現実を代替するような(あるいは超えるような)充実感のある体験ができ、稼いで生きていくことができる仮想空間、「そこで人生が送れる人類の新たな生活空間」である

とされています。

メタバースの必要要件は7つ

メタバース進化論で定義されているメタバースの必要要件は

  • 空間性:三次元の空間の広がりのある世界
  • 自己同一性:自分のアイデンティティを投影した唯一無二の自由なアバターの姿で存在できる世界
  • 大規模同時接続性:大量のユーザーがリアルタイムに同じ場所に集まることのできる世界
  • 創造性:プラットフォームだけでなく、ユーザ自身が自由にコンテンツを持ち込んだり創造できる世界
  • 経済性:現実と同じように経済活動をして暮らしていける世界
  • アクセス性:目的に応じて最適なアクセス手段を選ぶことができ、物理現実と仮想現実が垣根なくつながる世界
  • 没入性:まるで実際にその世界にいるかのような没入感ある充実した体験ができる世界

の7つです。

8つめの要件として注目が高まる「相互運用性」

相互運用性とは、

メタバースを単一のサービスにするのではなく、複数のサービスに相互に接続できるオープンな状態

をさします。

こういった考え方をオープンメタバースといいます。

オープンメタバースでは、プラットフォーム同士に互換性があります。

なので、アバターやデジタルアイテムがプラットフォームをまたがって利用することが出来ます。

例えば、ドラゴンクエストで使っている武器を、ファイナルファンタジーに持って行って使えるイメージです。

メタバースではないもの

メタバースの定義は非常に多くの誤解がされています。

その誤解をひとつひとつ解いていきます。

メタバースはSNSのことではない

FacebookやTwitterなどのSNSはメタバースではありません。

というのも、現代のSNSは3D空間の体験になっていないからです。

つまり、メタバースに必要な空間性を満たしていないので、メタバースではありません。

メタバースはオンラインゲームのことではない

オンラインゲームもメタバースではありません。

なぜなら、

  • 自身のアイデンティティを持って、ゲームの世界に入れない(自己同一性)
  • ユーザー自身がコンテンツを作り出す視点が限定的(創造性)
  • ゲーム内での経済圏というより、現実世界に接続して経済を回す(経済性)
  • AR/VRに対応しているゲームはまだまだ少ない(没入性)

といった状態のため、メタバースにはまだほど遠い状態です。

とはいえ、フォートナイト(Fortnite)やロブロックス(Roblox)といったゲームタイトルはメタバースの定義にかなり近づいてきています。

なので、ゲームが最もメタバースに近い状態という有識者は数多くいます。

メタバースはAR・VRのことではない

「ARやVRがメタバースである」と、勘違いされることが多いです。

しかし、ARやVRそれ自体はメタバースではありません。

なぜなら、

  • ARやVRはメタバースでの没入性を高めるための要素のひとつ
  • VRゴーグルなどの一部のガジェットに体験をしぼっていて、アクセス性が低い

からです。

メタバースはNFT・ブロックチェーンのことではない

メタバースは、NFTやブロックチェーンとは直接関係ありません。

なぜなら、NFTとブロックチェーンがなくともメタバースの構築は可能だからです。

NFTやブロックチェーンはデジタルアイテムに価値を付けて、メタバース上の経済性を高めるための一つの手段にすぎません。

なぜ、これらがセットになって語られるか。

それは、The Sandbox(ザ・サンドボックス)やDecentraland(ディセントラランド)の影響です。

これらのメタバース的プラットフォームが、仮想空間の土地をNFT化して売買しました。

このニュースのインパクトが大きかったゆえに、メタバース=NFTといったイメージがついたと思われます。

NFT・ブロックチェーンについて詳しくはコチラ!

メタバースがもたらす3大革命

ここからはメタバースがもたらす3つの革命についてお伝えします。

メタバースはアイデンティティ革命を起こす

メタバースは”自分”の捉え方に革命をもたらします。

なぜなら、自分自身のあり方を自在にデザインできるからです。

たとえば、メタバース上の外見は、リアル世界の自分自身にとらわれません。

性別にしばられませんし、そもそも人である必要もないです。

実際に男性の多くが女性のアバターを使用しているそうです。

この本の著者、バーチャル美少女ねむさんもそのひとりです。

このように、リアルだと自分はひとつですが、バーチャルではいろいろな自分をまとうことができます。

メタバースはコミュニケーション革命を起こす

メタバースはコミュニケーションに革命をもたらします。

なぜなら、住んでる場所・見た目・肩書き・年齢・性別などさまざまなバイアスが排除された上でコミュニケーションをとることができるからです。

たとえば、リアル世界だと今挙げた要素にしばられて生きています。

しかし、メタバースはアバターを介してオンライン上でコミュニケーションをします。

なので、そういった情報がほとんど見えません。

ゆえに、「相手がどういうパーソナリティなのか」という部分だけでコミュニケーションします。

このコミュニケーションは、リアル世界にないコミュニケーションのあり方です。

メタバースは経済の革命を起こす

メタバースは経済にも革命を起こします。

というのも、人類に新しい空間がもたらされるからです。

たとえば、コロンブスがアメリカ大陸という新しい空間を発見したとき、大航海時代が幕を開け、世界の経済規模は爆発的に増大しました。

メタバースは、現代に現れた新大陸です。

歴史が物語っているように新大陸の発見と同時に経済は爆発的に成長し、革命を起こすことが予想されます。

おわりに

本日はバーチャル美少女ねむさんの著書「メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界」をもとに

メタバースってなに?

というテーマでお伝えしました。

まとめますと、

まとめ

  • メタバースの歴史の起源として、スノウクラッシュがよく取り上げられるが、それ以前から人類はメタバースを概念として思い描いてきた。
  • メタバースの定義は、単なるゲームではなく、現実を代替するような充実感のある体験ができ、稼いで生きていくことができる仮想空間、「そこで人生が送れる人類の新たな生活空間」である。
  • メタバースであることの必要要件は、空間性・自己同一性・大規模同時接続性・創造性・経済性・アクセス性・没入性の7つであり、8つめの要件として「相互運用性」の注目が高まっている。
  • メタバースはアイデンティティ・コミュニケーション・経済の3つにおいて革命を起こす。

です。

本記事で「メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界」が気になった方はぜひ、下のリンクをクリックして実際に読んでみてください。

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