こんにちわ。
本ブログ管理人のRRです。
今回はイ・ミンギュさんの「後回しにしない技術」「すぐやる人」になる20の方法について要約します。
はじめに
こちらの本は韓国で22万部発行されたベストセラー作品の日本語訳版です。
著者のイ・ミンギュさんは、韓国では著名な心理学者です。
そんなイ・ミンギュさんが実行力を身につける秘訣をありありと本書で述べています。
本書では、実行力を発揮する秘訣として、そのプロセスを大きく、
「決心」
「実行」
「継続」
の3つのフェーズに分けて解説しています。
今回はこの3つのフェーズのうち、
「実行」にフォーカスを当ててご説明します。
【決心編】
【継続編】
近日中にUP!
この本を読んで欲しい方
- 入試や資格試験など一発勝負のテストを先に控えている方
- 常に納期や数値達成に追われる人
- 過去の目標設定においてことごとく達成できずに失敗してきた人
- ふだんからやるべきことを後回しにして、苦い思いをしてきた人
といった方にとっては、人生が変わるレベルで、気づき・アクションプランを与えてくれる本です。
この本が解決できるお悩み
- 後回しにしてしまうクセのある人が、まずなにをやるべきかをきちんと理解できるようになります。
- 後回しにする人生がいかにマイナスかを理解して、即行動できる人に変わるチャンスを得ることができます。
- 目標設定をしたら、その目標を必ず達成するための思考法・テクニックを学べます。
- 目標達成するためのテクニックを通して、あなたが学業や仕事において、大きな成果を得る可能性が高まります。
- 非常に学びの多い一冊ですので、今回はそのフェーズごとに要約していきます!
といったお悩みが本書で解決できます!
本記事では「実行」について解説します!
どうぞ、最後までお付き合い下さい。
どんなことでもすぐに実行できるコツ3選
本書ではやるべきことを後回しにしないための考え方や具体的な方法が数多く紹介されています。
その中でも実際に実行する段階において、管理人が特に重要と思うものを3つに絞ってご紹介します。
ベストタイミングは常に今!
やるべきことを後回しにしてしまう人の多くは、すぐやることのメリットがわかっていません。
やるべきことは即断即決ですぐに実行したほうが多くのメリットを享受できます。
そのことをまず理解しましょう。
メリット①周囲から好感をもたれる
例えば、人にメールをして、即レスが来たらうれしいですよね。
少なくとも1日ほっとかれてからレスが来るよりうれしいはずです。
人は自分が投げかけたことに対して、相手の反応が早いと自分が尊重されていると感じます。
なので、あなたが多くのことを後回しにせず、どんどん実行していく人に変われば変わるほど、周囲からの承認を得られる人になれます。
メリット②仕事の処理速度が上がる
やることを後回しにしていると、まずどれから始めるかを常に考えながら実行するようになります。
このやることを選択している時点で脳のエネルギーを使っています。
すぐ実行できる人は、この選択肢が一切ないか、もしくは非常に少ない傾向にあります。
なので、「どれからとりかかろうかな~」と、悩むことも一切ありません。
どんどんやることに着手して、能率的に仕事を処理できるようになります。
メリット③人生の自由をゲットできる
やることをすぐに実行すると、当然やるべきことがない時間が増えます。
その時間こそ、あなたの自由な時間です。
家族と過ごすもよし、
趣味に没頭するもよし、
さらに仕事をこなしてより高い成果を上げるもよし、
すぐに実行する習慣はあなたの人生を自由に、かつ、充実したものにしてくれます。
メリット④よいアイデアは実行中に生まれる
「ベストタイミングは常に今!と、言ってもなにもアイデアが浮かんでない状態で始められない。」
と思う方多いんじゃないでしょうか。
たとえば、「文章」を例にあげると、
「書きたい文章のアイデアがないと文章を書けない」
と、思っている方多いと思います。
本書はそんな考えを一刀両断します。
「まず文章を書け!」と。
文章を書き始めないからアイデアが湧かないんです。
悩んでいるときがベストタイミングです。
とにかくなんでもいいので、頭にあることをアウトプットする作業を始めましょう。
この考え方は、アメリカの画家チャック・クローズ(Chuck Close)も同じ考え方だそうです。
クリエイティブなアイデアを求められる画家の中でも、国際的に有名な方が言っているとなると説得力も高いです。
- よいアイデアは実行中に生まれる!
- 悩んでいる暇があるなら、まずは実行する!
あなたも実践してみてはいかがでしょうか?
最初の1歩ですべてが決まる!
結論から言うと、一歩踏み出せば、そのあとは自動的に目標達成に向けて動いていきます。
しかし、その一歩を踏み出すのが難しく感じて、なかなか実行ができない。
なので、その一歩はできる限り小さく、簡単なものにしておくことが重要です。
目標は大きく、でも、最初の一歩は小さく計画して実行する。
それが目標達成のカギになります。
最初の一歩を踏み出しさえすれば、あとは、どんどん進んでいく。
それが目標達成の本質です。
70歳のおばあちゃんが歩いてアメリカ大陸横断
70歳のおばあちゃんが歩いてアメリカ大陸を横断したエピソードが紹介されています。
アメリカ大陸を横断すると立ち寄り場所にもよりますが、4,000~6,000kmあります。
これは日本列島に例えると、鹿児島~青森間を往復するくらいの距離なんだとか。
こんなとてつもない距離を歩こうと思ったきっかけが、
孫から靴をもらってうれしくなり、それを隣町の友人に見せに歩いていった。
という経験だそうです。
隣町の友人の家まで歩いていけたので、
「ここまで歩けたからつぎはもっと遠くまで歩いてみるか、膝が悪くなったらタクシーで帰ればいいや」
といった、気持ちになり、気がつけばアメリカ大陸ごと歩いて横断してしまったんだとか。
この話は、とりあえず一歩目を踏んでみるという経験の重要さを気づかさせてくれるエピソードです。
最初の一歩目は心理学的にも重要
行動モメンタム技法という言葉はご存知でしょうか。
行動モメンタム技法とは、
心理学における行動の変化を起こすきっかけをモメンタムといい、このモメンタムを活用した行動改善の技法
を指します。
ここでいう、モメンタムとは勢いのある流れのことです。
「車は急に止まれない」でおなじみの慣性の法則をイメージするとわかりやすいと思います。
車と同様で、行動も勢いに乗っていると急には止まれません。
裏を返すと、大きな事を成し遂げたければ、まず行動して勢いをつけます。
その行動の勢いで、そのまま流れていきます。
なので、一歩目さえ踏んで勢いをつけると大抵のことは達成できてしまいます。
最初の一歩を踏むためのアクションプラン
では、どうやってカンタンに最初の一歩目を踏み出すのか。
その具体的なステップとして本書で紹介されているのは、
- 目標達成のためにするべきことを、難しさのレベルでランキングして書き出す
- 嫌になったらすぐやめるという気持ちでカンタンなことから始める
です。
ランキングすることで、カンタンにできることが明確になります。
あとは、カンタンにできることを「別に失敗してもいいや~」くらいなゆるい気持ちで始めてみましょう!
というか、個人的には難しさランキングをして、やることを書き出した時点ですでにあなたの行動は動き出していると私は思います。
書くまでしたのに、やらずに終えるってなんか気持ち悪くないですか?
なので、まず目標達成のためにすべきことを書きましょう!!
いますぐです!!
そうしたらもう達成したも同然になっています!!
開始デッドラインを設定して締め切りは常に2つにしよう!
先に結論を申しますと、
終了デッドラインだけでなく、開始デッドラインを設定して、始めることにも締め切り効果を作りましょう。
ここでいう終了デッドラインとは、仕事を終えなければならない期限であり、
開始デッドラインとは、仕事を始めなければならない期限のことを指します。
おそらく多くの方は終わりの期限だけを設定して、日々やるべきことを決めていると思います。
本書ではそれでは足りず、始めることにも期限を設定することで、劇的に実行力が高まると主張しています。
というのも、終わりだけの締め切り設定だと、始めるため制約が一切ない状態だからです。
なので、始めるのが遅くなると、目標達成が困難になり、仕事を始める気がさらに失せてしまいます。
なので、仕事の始まりにも期限をきっちり設定して、締め切り効果を作り出すことが重要です。
開始デッドライン設定のコツ
とはいえ、開始デッドラインは終了デッドラインとは違って、締め切りを過ぎてもその時点で問題が発生しないという特徴があります。
あくまで個人的な設定なので、「依頼先から納期が遅れているぞ~」といった催促を受けることもありません。
なので、守らなくてもいいやという気分になってしまいがちです。
その結果、開始デッドラインがあまり機能しないという方、多いのではないでしょうか?
そういった方のために本書は開始デッドラインを機能させる3つのコツを提示してくれています。
①タスクを小さく、カンタンにしよう
さきほどの行動モメンタムと同じ考え方です。
とにかく踏み出しやすい一歩目に開始デッドラインを設定しましょう。
そうることで、心理障壁が下がって、開始デッドラインを守りやすくなります。
一度、始めたらどんどん動き出します!
なので、小さく、カンタンなタスクに開始デッドラインを設定しましょう。
②はっきりと定義しよう
開始デッドラインを決めるときはより具体的に定義しましょう。
「来週までにアポとる」
ではなく、
「来週水曜日の正午までに電話にてアポをとる」
といった感じです。
定義に余白を持たせると、楽な方に解釈をして後回しにしてしまいます。
意思は弱いものと理解して、構造で実行せざるを得ない状況を作りましょう!
③公開宣言しよう!
開始デットラインを多くの人、体面を保ちたい人に宣言しよう。
その人たちの目が気になって、あなたはその行動をせざるを得ない状況になります。
「実際に行動しなかったら、罰ゲームをします!」
くらい宣言すると効果はより高いです。
公開宣言に関しては、こちらにも詳しく記載しています。
おわりに
いかかだったでしょうか?
本記事では、イ・ミンギュさんの「後回しにしない技術」「すぐやる人」になる20の方法~実行編~について紹介しました。
今回の内容をまとめると、
- 行動のベストタイミングは常に今!その理由としては、①周囲から好感をもたれる、②仕事の処理速度が上がる、③人生の自由をゲットできる、④よいアイデアは実行中に生まれるの4点
- 目標達成のためには、最初の1歩ができるか否かですべてが決まります!一歩踏み出す行動ができれば、そのあとは自動的に目標達成に向けて動いていく
- 終了デットラインだけでなく、開始デットラインを決めることで実行力は格段に向上する
- 開始デットラインの設定のコツとしては、①タスクを小さくカンタンに!、②はっきりと定義する、③公開宣言するの3つ
です。
次回は「継続」編について解説します。
あなたにとって人生を変える一冊になりえる本になるかもしれません!
気になる方は下のリンクより購入してみてはいかがでしょうか?
では、また!