こんにちわ!!
本ブログの管理人のRRです。
今回は「2025年を制覇する破壊的企業シリーズのMicrosoft編」をお送りします。
Microsoftはもはやいわずもがな感がありますよ。
日本のビジネスマンの多くは出勤したら一度はさわるであろう、Word、Excel、PowerPoint、Access、Windows、Skypeなどなど既に私たちの生活に浸透しています!!
この本でも「2025年を制する」というタイトルにも関わらず、どちらかというと今までの取り組みの記述が多かった地味なMicrosoft!
「これまで通りビジネスパーソンに浸透していきますよ~」
といった書き方をされています!!
そんなおぎやはぎさんでいうメガネくらいの密着感!!
これからもビジネスパーソンへのシンクロ率100%でありつづけるMicrosoftのサービスと戦略についてこの本の内容を中心にご紹介したいと思います!!
それではいってみましょう!!
企業案件の神「Microsoft」
Microsoft365に代表されるように、BtoB、法人向けビジネスの覇者として、これまで長きにわたり君臨してきたMicrosoft!
2025年も変わらず君臨し続ける様相です。
今、ノリの乗ってるAmazonやGoogleもBtoC向けのサービスが中心なので、BtoBではMicrosoftの牙城はなかなか崩せないといった見込みです。
唯一、クラウドサービスではAmazonのAWSが先行者利益でシェアを独占していてもう既にゲームオーバー感がありました。
が、MicrosoftがAzureを本気で売り出し始めて結構な勢いで巻き返しまくってます。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2008/31/news077.html
おそらくなんですけど、営業がきっとラクに受注できるからだと思います。
企業担当者「クラウド、どこにどうしようかな~」
Microsoft営業「Word、Excelのおまけでクラウドもうちでどうっすか~?Excel、WordとかTeams合わせて一緒にパッケージでどうっすか?」
企業担当者「うーん、めんどくせーから、いっか~。Microsoftだから名前も通ってるし問題ないべ。ゼロからAmazonと交渉するのもかったりーしな~。うんMicrosoftで決定!」
といった感じに世界的に決まってる気がします!!
そのくらい、WordやらExcel、PowerPointというビジネスマン必須の共通ツールがあるってのはストロングポイントだな~という印象です。
スマートシティのOSの覇者になる
スマートシティ!!
今、流行の概念ですよね!
スマートシティとは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市のことです!
で、これらスマートシティのおおもとにはクラウドが必要であって、その受注をMicrosoftはねこそぎかっさらっていく計画です。
スマートシティというので、顧客の多くは国や自治体。
クラウドをかっさらうということはクラウドの稼働に必要な各アプリケーションもまとめて受注します!
ひとつの受注でかなり巨大なビジネスになります!
そうなるとエンドのアプリケーションも結局はMicrosoftとつながるような作りにする必要が出てくるんですよね~
なので、結局みんなMicrosoftとつながってる世界になってしまいます!!
昨年末に日本の公共機関のシステムはAmazonが受注することに決まりましたが、アメリカ政府のシステムはMicrosoftが受注しました。
このように国や自治体相手の営業合戦が今、繰り広げられていますが、Microsoftはさっき言ったような「まとめてどうでっか?」スタイルの営業でどんどんシェアを伸ばしていくように思われます!!
Slackを瞬殺した「まとめてどうでっか?」営業
Slack、今、みなさん使っている部署多いかと思うのですが、2020年にセールスフォースが買収されたのはご存知でしょうか?
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2101/12/news09.html
(課金しないと見られない記事ですが・・・。冒頭ちょっと読めます!!)
ビジネスチャットツールとして2014年あたりからSlackがノリにのっていたところ、後発でMicrosoftも模倣品的にTeamsを展開。
当初はSlackも余裕で、「対決に興奮しているぜ~」くらいなノリでした。
が、コロナウィルスの影響で立場が一変します。
テレワークでチャットツールのニーズが伸びると意気揚々と思っていたSlackですが、Microsoftが伝家の宝刀「まとめてどうでっか営業」でTeamsを売り込んで一気にシェアを拡大。
あっというまにSlackは瞬殺されました。
Microsoft強すぎです。。。
Slackは苦し紛れに欧州で裁判を起こしたりもしてましたね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61884340T20C20A7000000
そういった流れからSlackは、Microsoftの長年のライバル・セールスフォースと手を組んだというストーリーです。
今後はMicrosoftとセールスフォース(子分:Slack)の戦いになります!
舎弟の親玉が出てくる感じ。
応仁の乱みたいな構図でおもしろいでね!!
日本でもこのくらい劇的な企業ドラマを見たいモノです!!
サブスクリプション界のザビエル
そんなこんなで常に絶好調感のあるMicrosoftかと思いきや、実は最近まで結構低迷していたんです。
ビル・ゲイツという異才が引退して、社長がビル・ゲイツの長年のお友達スティーブ・バルマーに交代してからです。
スティーブ・バルマー時代はオンプレミスな売り方にこだわったり、スマホではサービス提供しないとか既得権益だけで運営していて株価を下落させてしまいました。
その現状を変えるべく、現CEOのサティア・ナデラに変わりました。
サティア・ナデラは非常に優秀で、古豪復活Microsoftを実現しました。
具体的にはサブスクリプションのシフトに成功したんです!
昔はPowerPointやらWordやらを3万円とかで販売してましたが、月額1,000円程度のオールインワンパックで販売する方法に切り替えました!
Windows VistaとかWindows XPとか昔あったじゃないですか!?
Windows Vistaは余計な付随物が多くて、パソコンが重くなりがちでした。
パソコンのフリーズが連発したら「ああやべー、サイバーテロにあって今、俺のパソコンWindows Vistaになってるわ~」といったボケの対象としてよく使われてましたね。
Windows XPはなんか結構愛されてて、かたくなにXP使う人とかいたりしました。
こういった買ったときのOS、アプリケーションを使い続ける時代は終了し、サブスクリプションで繰り返しアップデートするスタイルに変わりました。
このサブスクリプションの文化が世界に浸透する決め手を作ったのがこのMicrosoftのサブスクリプションモデル導入だったんです!!
そう、サブスクリプション界の伝道師はMicrosoftだったんです!
「Microsoftみたいな巨大企業がサブスクリプションに動くのであれば、私たちも導入しなければ・・・」といった影響でビジネスモデルが変わったんですね!!
デカい企業が積極的に新しい知見を取り入れて動くと無敵ですよね!っていう良い事例と思いましたね!!
こういったデカい企業をゴリゴリひっぱれるサティア・ナデラはさすがのプロCEOといったところです!!
ちなみにサティア・ナデラの趣味はクリケットと詩らしいです。
どんなポエム書くんでしょうかね~、興味深いです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%87%E3%83%A9
おわりに
いかがだったでしょうか?
正直、あまりワクワクする未来話が本書に書かれてなかったので、省略しようかなと思っていたMicrosoft。
けど、今までのストーリーを整理すると結構おもしろい話が多かったので、ついついいろいろと書いてしまいました。
あと今回、割愛したのですが、この本では紹介されていたHoloLensやXboxといったサービスもおもしろそうなので注目です!
管理人の感想
事実と私の解釈だけ並べてもつまらないので、いつものごとくMicrosoftからみなさんの学びとなるようなことをお伝えできればと思って考えてみました。
私的なMicrosoftからの学びとしては、「まとめてどうでっか営業」でしょうかね~
もっと言うと、「まとめて」=「考えなくていいすよ~」てことだと思います。
考えるのいやじゃないですか!!
だから、いかに買って欲しい人に考えさせない構造を作るか!
それがMicrosoftのBtoBを無敵にしているゆえんなのかと思いました!
みなさんも営業のときはぜひ、相手の考える工数をどう減らしていくかを考えてみて戦略を練ってみてはいかがでしょうか?
工夫によってはMicrosoftでいうWordやExcelみたいなカードを切れることもあるかもしれませんしね!!!
ではまた!
本日もお時間いただきまして誠にありがとうございました!