文章力を学ぶならこの一冊から!
文章力はビジネスパーソンの必須スキルです。
ぜひ、この本で文章力を高めましょう!
はじめに
みなさん、こんにちわ。
本ブログ管理人のRRです。
今回はコミックナタリー編集長の唐木元さんが書かれた「新しい文章力の教室」についてご紹介したいと思います!
この本の良さを一言で伝えると、
必ず完読される良い文章が作れるスキルが77個も紹介されている
という点です。
紹介の仕方も、一つのスキルを2ページで明瞭かつ端的に書かれています。
イラストも豊富で非常に読みやすい作品です!
通読するのも良いし、目次を見て気になるところだけ読んでもいいと思います。
また、文章を見直すときに横に置いて、チェックリストとしても活用出来ます!
ビジネスマンは、
- 報告書
- 稟議書
- 顛末書
- 昇格試験論文
など、あらゆるシーンで文章を書くことが求められます!
文章力は全てのビジネスマンの必須スキルです!
ぜひ、本書を手に取って文章力を高めてほしいと思います。
今回は本書の中で特に私にささった3点について紹介したいと思います!!
文章力の低い文章は「食べきれないラーメン」である
本書では、
「良い文章とは完読される文章である」
と、定義されています。
そしてダメな文章に関しても、ラーメンに例えてイメージさせてくれます。
ラーメンってみなさんなら必ず食べたことがありますよね!?
中には美味しくないラーメンに出会った経験もあると思います。
そういうラーメンの記憶って多くは
- 多すぎる
- 麺がのびてる
- スープがぬるい
- 具が少なくて飽きる
- シンプルにまずい
だと思います。
これを文章に置き換えると、
- 文章が長い
- タイムリーな話題じゃない
- リズムが悪い
- 繰り返しばかりで飽きる
- 事実誤認がある
となります。
このラーメンのたとえがイメージがしやすく、文章を書く上での注意事項を思い出しやすくしてくれます。
今までは文章を書きながら
「何を気をつければいいんだっけ?」
とよく注意事項を忘れていました。
ラーメンのたとえを知ってからは書く前に、
「ラーメン、ラーメン・・・。」
とつぶやくようにしたので注意事項を意識して書けるようになりました。
事実・ロジック・言葉づかいの3層構造
本書によると、
「完読される文章を書こう」
とすると、文章表現の工夫に走る人が大半だそうです。
かくいう私もモレなくあてはまった一人です。
努力するポイントはそこではなく、
- 事実
- ロジック
- 言葉づかい
を下から順に積み上げるのが良い文章づくりへの近道となります。
- まず事実を正しく捉えます。
- その後に事実を伝えるロジックをわかりやすく構成します。
- 最後に言葉づかいを調整して読みやすさを高めます。
この3ステップがが基本中の基本です。
「事実が土壌」、「ロジックが木」、「言葉づかいや文章表現が枝葉」といったところです。
修行中のビジネスマンの私にとってはこの教えも目から鱗で学びになりました。
スピード感をコントロールする
- 「文章で大事なのはスピード感」
- 「一文は短く」
- 「冗長な表現はNG」
っていう指摘はみなさんも聞くことが多いと思います。
文章系の書籍を見るとよく書かれていることです。
本書ではそこからもう一段階突っ込んでスピード感について定義しています。
文章のスピード感=情報量/文字数
本書では、
文章のスピード感=情報量/文字数
と定義しています。
例文で考えると、
- その本は7月5日に発売される。(15文字)
- その本は7月5日発売。(11文字)
だと2の方がスピード感があるとなります。
これはスピード感がある方がいいという話ではありません。
読み手や文章の前後関係など考えながらスピード調整
をすべきです。
車に例えると、高速道路ではスピード出すし、住宅街ではゆっくり走るイメージです。
まず、スピードを出せるように訓練していきましょう。
ハイスピードを体得してから、徐々にスピード調整が出来るように、意識して文章を書くようにすることが上達のコツです。
私は「ちゃんと文章を書くぞ~」と、意識したときはハイスピードな書き方をしていました。
ですので、このスピード調整っていう考え方は勉強になりました。
このスピード調整という考え方から、
完読を目指すには基本はコンパクトにまとめつつ、無愛想にならない程度のスピード感を持って読者を導かなければならない
ことに気づかせてくれます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、唐木元さんの「新しい文章力の教室」について要約いたしました。
まとめると、
- 文章力は全てのビジネスマンの必須スキルである。本書を手に取って文章力を高めよう
- 良い文章とは完読される文章である
- 文章は、「事実が土壌」、「ロジックが木」、「言葉づかいや文章表現が枝葉」である
- 文章のスピード感=情報量/文字数を状況によって意識することが大事
- 完読を目指すには基本はコンパクトにまとめつつ、無愛想にならない程度の丁寧さを持って読者を導かなければならない
です。
本書は文章力の教室というだけあって、本書自体の文章がまず本当にわかりやすいです!
特にたとえがわかりやすくてイメージがしやすくスラスラ読めます!
文章力に課題を持っている方がいらしたら、まず1冊目に本書を購入することをおすすめします。
今回、ご紹介したのは本書のごく一部です!
ここまでの文章を読んでもらってもわかるかと思いますが、私もまだまだ勉強中です。
いつもこの本を片手に文章を書いては見返しています!
そのくらい自分のものに出来たら文章力が格段に上がるだろうなというスキルが盛りだくさんの本です!
ぜひ、みなさんもご一読されることをおすすめします!!
他の文章力向上に興味がある方は、こちらの記事もご覧下さい!
本日は以上です!
では、また!